Solaris 7 ユーザーズガイド (追補)

動作記録の表示

PDA Sync アプリケーションの 3 番目のタブ、「ログ」は、同期ごとの動作記録を表示します。この領域は、縦と横方向にスクロールする読み取り専用のテキストフィールドで構成され、同期またはインストールのログがリアルタイムに表示されます。

デフォルトでは、ログの冒頭部分は、データウィンドウに上書きされます。ログファイルにはデータを追加していくことができるため (チェックマークの入ったボタンで開く「ログの属性」ダイアログを参照)、最近のログの冒頭部分がファイルの末尾の部分であることがあります。このことは、ログを表示したとき、スクロールバーがウィンドウの最下部に位置することがあり、その場合は、上方向にスクロールすると、以前のログが表示されることを意味します。

デフォルトでは、同期が行われた日付はログの最上部と最下部に表示されます。タイムスタンプ情報は、必要に応じて追加されます。また、「ログの属性」ダイアログのオプションを使用して、ログに完全なデバッグ情報を表示するように設定することもできます。

ログはテキストファイル形式でディスクに保存されます。ログファイルは印刷することもできます。

表示するよう指定していなくてもログが表示される唯一のケースは、同期中に問題が発生した場合です。障害が発生した場合は、ビープ音が鳴り、ログに問題が発生した場所が表示されるとともに、同期が中止されます。この場合に表示される情報量は、適切と判断される範囲です。問題解決のために、「ログの属性」ダイアログからデバッグ情報を有効にすることもできます。問題が発生した場合は、「同期処理の属性」ダイアログの「同期処理後アプリケーションウィンドウをアイコン化する (Iconify application window after synchronization)」の設定に関係なく、PDA Sync が自動的にアイコン表示になることはありません。