Solaris Product Registry は、Solaris Web Start 2.0 や Solaris パッケージ管理コマンド (pkgadd など) でインストールしたすべてのソフトウェアの一覧を表示します。
図 5-1 に示すメインウィンドウは、3 つの情報領域から構成されます。インストールされたソフトウェアが表示される製品表示領域、選択されたソフトウェアの標準属性が表示される属性表示領域、およびカスタマイズされた属性と登録されているソフトウェアの内部属性が表示される詳細情報領域です。
Solaris Product Registry で項目を表示するには、「システムレジストリ (System registry)」の左側にある三角形をクリックします。右を向いていた三角形が下を向きます。「システムレジストリ (System registry)」内で、右を向いている三角形を持つ項目はこの方法で展開できます。下を向いている三角形を持つ項目は、その三角形をクリックすると短縮できます。左側に四角形を持つ項目は、展開したり、短縮したりすることはできません。
「インストールされているソフトウェア (Software Installed in Solaris Registry)」(次の図 5-2 を参照) の「Solaris 7 v2.7 (SunOS 5.7) [0]」には常に 2 つの項目があります。Solaris のインストール時に選択した構成クラスタと「追加のシステムソフトウェア (additional system software)」です。構成クラスタは「Core System Support」、「End User System Support」、「Developer System Support」、「Entire Distribution」、「Entire Distribution plus OEM support」(SPARC システムのみ) のいずれかです。「追加のシステムソフトウェア (additional system software)」項目には、選択した構成クラスタには含まれない Solaris 製品が表示されます。さらに、「その他のソフトウェア (unclassified software)」には、pkgadd コマンドでインストールした、Solaris 製品や構成クラスタには含まれないパッケージが表示されます。
製品の属性は、Solaris Product Registry ウィンドウの「詳細情報: (More Information:)」ボックスの上に表示されます。Web Start でインストールした製品の場合、少なくとも「タイトル (Title)」、「バージョン (Version)」、「インストール位置 (Location)」、および「インストール日時 (Installed on)」の属性が表示されます。製品またはクラスタの下で展開されているリスト内の項目の場合、その製品のバージョンが表示されます。項目の属性値を表示するには、その項目をクリックします。
すでに pkgrm コマンドで削除したソフトウェアに対応する項目が、「Solaris Product Registry」ウィンドウに表示されることがあります。この場合、「1 つまたは複数のコンポーネント中のファイルがありません。」というメッセージが「インストール媒体 (Installed from:)」の属性の下に表示されます (図 5-3 を参照)。pkgadd コマンドでソフトウェアを再インストールすることも、Solaris Product Registry で削除することもできます。