Solaris 7 のシステム管理 (追補)

デバイス構成の改善 (devfsadm)

この機能は、Solaris 7 - 11/99 ソフトウェアリリースで更新されました。

devfsadm コマンドにより、/dev および /devices ディレクトリにある特殊デバイスファイルを管理する機能が改善されています。これには動的再構成イベントのサポートも含まれます。

以前の Solaris リリースでのデバイス構成は、/devices ディレクトリにある物理デバイスエントリを管理する drvconfig と、/dev ディレクトリにある論理デバイスエントリを管理する 5 つのリンクジェネレータ devlinksdiskstapesports、および audlinks によって処理されていました。

これらのユーティリティは、ホットプラグ可能なデバイスに対応しておらず、複数のインスタンスを持つデバイスにも柔軟な対応は行えませんでした。互換性を維持する目的から drvconfig と他のリンクジェネレータは devfsadm ユーティリティへのシンボリックリンクになっています。ホットプラグ可能なデバイスの詳細は、『Solaris のシステム管理 (第 1 巻)』を参照してください。

再構成ブート処理と、動的再構成イベントに応えての /dev および /devices ディレクトリの更新は、devfsadm コマンドのデーモンバージョンである devfsadmd によって処理されます。このデーモンは、システムがブートしたとき /etc/rc* スクリプトによって起動されます。

devfsadmd は再構成イベントにより発生するデバイス構成の変更を自動的に検知するため、このコマンドを対話的に実行する必要はありません。

詳細は、devfsadm(1M) のマニュアルページを参照してください。