Solaris 7 のシステム管理 (追補)

第 5 章 システム管理の注意事項

この章では、次の新しいシステム管理の情報について説明します。


注 -

最新のマニュアルページを参照するには、man コマンドを使用してください。Solaris 7 - 11/99 のマニュアルページには、「Solaris 7 Reference Manual Collection」には記載されていない新しい情報が提供されています。


BIND 8.1 への移行

Solaris 7 - 8/99 ソフトウェアリリースで、『Solaris ネーミングの設定と構成』と『Solaris ネーミングの管理』の「BIND 4.9.x から BIND 8.1 への移行」セクションが更新されました。シェルスクリプト名とパス名が /etc/bin/named-boot2conf から /usr/sbin/named-bootconf に変更されました。

AnswerBook2 サーバーソフトウェアの更新

この機能は、Solaris 7 - 8/99 ソフトウェアリリースで更新されました。

AnswerBook2 バージョン 1.4.1 サーバーソフトウェアでは、より向上した性能、(グラフィカルではなく) テキストによるナビゲーションインタフェース、およびコレクションごとに情報を表示して検索する機能が提供されます。

AnswerBook2 インタフェースの変更の詳細は、『AnswerBook2 を使ったオンライン文書の表示』を参照してください。

SPARC: Power Management ソフトウェアでの cron ジョブの実行

この機能は、Solaris 7 - 3/99 ソフトウェアリリースで追加されたものです。

この情報は、『電源管理システム ユーザーマニュアル』の「電源管理システムの使用」に記載されている cron ジョブに関する情報よりも優先されます。

Solaris 7 リリース以降、Power Management ソフトウェアによりシステムが一時停止している時間内に実行するようスケジュールされている cron ジョブは、次のように処理されます。

通常、cron コマンドは、次に実行するジョブを識別して、そのジョブを実行するまでに待機する時間間隔を計算します。システムが再開すると、cron コマンドは、最初のジョブが起動されるはずだった時刻までの時間間隔を計算しますが、この時間間隔は負の値になるため、すでに待ち行列に入っているこの cron ジョブをすぐに実行します。

次に、cron はジョブの待ち行列をチェックし直します。cron は実行時刻がまだ過ぎていないジョブだけを対象とするため、この時点でまだ待ち行列に残っているジョブのうちシステムが一時停止していた間に実行時刻を迎えているジョブは実行されません。