backout_mu を使用してサーバーからディスクレスクライアントまたは AutoClient システム上にある Solaris 7 MU4 をバックアウトするには、次の手順に従います。
ディスクレスクライアントまたは AutoClient システムを停止します。
special patch をバックアウトする必要があるかどうかを確認します。
「special patch のインストール」の手順に従って special patch をディスクレスクライアントまたは Solstice AutoClient システムにインストールしていない場合は、手順 3 に進んで、バックアウトを完了します。
「special patch のインストール」の手順に従って special patch をディスクレスクライアントまたは Solstice AutoClient システムにインストールしている場合は、パッチごとに次のコマンドを入力して、special patch をバックアウトする必要があります。
# patchrm -R /export/root/client_name patch_id |
client_name はディスクレスクライアントまたは AutoClient システムのホスト名、patch_id は special patch の ID です。
サーバー上で、次のようにクライアントのルートディレクトリを引数として指定して、MU4 のディレクトリにある backout_mu スクリプトを実行します。
クライアントのプラットフォームに対応する MU4 イメージのローカルコピーから実行するには、次のように入力します。
# cd local_directory # ./backout_mu -R /export/root/client_name |
client_name にはディスクレスクライアントまたは AutoClient のホスト名を指定します。
MU4 CD から実行するには、CD をマウントし、次のように入力します。
# cd /cdrom/s7_maintenance_update_4_platform # ./backout_mu -R /export/root/client_name |
platform にはディスクレスクライアントまたは AutoClient のアーキテクチャである sparc または x86、client_name にはディスクレスクライアントまたは AutoClient システムのホスト名を指定します。
対象となるディスクレスクライアントまたは AutoClient システムごとにこの手順を繰り返します。
special patch をバックアウトする必要があるかどうかを確認します。
「special patch のインストール」の手順に従って special patch をサーバーのサービス領域にインストールしていない場合は、手順 6 に進んでバックアウトを完了します。
「special patch のインストール」の手順に従って special patch をサーバーのサービス領域にインストールしている場合は、パッチごとに次のコマンドを入力して、special patch をバックアウトする必要があります。
# patchrm -S Solaris_2.7 patch_id |
patch_id は special patch の ID です。
サーバーのサービス領域にある Solaris 7 MU4 をバックアウトします。パッチが適用されるサービス領域に対応する MU4 イメージのローカルコピーから実行するには、次のように入力します。
# cd local_directory ./backout_mu -S Solaris_2.7 |
サービス領域をサーバーと共有している場合は、サーバーのルート領域から同じ MU のパッチセットも削除する必要があります。削除しないと、パッチが正しく適用されず、サーバーが不安定になります。
ディスクレスクライアントまたは AutoClient システムをブートします。