Sun Java Enterprise System 2005Q4 インストールガイド(UNIX 版)

テキストベースモードでのアンインストーラの実行

テキストベースインタフェースを使用すると、端末ウィンドウ内に表示されるプロンプトに順次応答することで、端末ウィンドウからアンインストーラを直接実行できます。


ヒント –

アンインストール時のテキストベースの入力要求については、「テキストベースのインタフェースの使用方法」を参照してください。


アンインストール中に問題が発生した場合は、第 9 章「トラブルシューティング」を参照してください。

Procedureテキストベースモードでのアンインストーラの起動

手順
  1. root としてログインしていない場合は、スーパーユーザーになります。

  2. アンインストーラのディレクトリに移動します。

    • Solaris OS の場合: /var/sadm/prod/SUNWentsys4

    • Linux の場合: /var/sadm/prod/sun-entsys4

  3. アンインストーラを実行します。


    ./uninstall -nodisplay

    「ようこそ」というメッセージが表示され、システムにインストールされているすべての使用可能な Java ES コンポーネントがリスト表示されます。

Procedureアンインストールするコンポーネントの選択

手順
  1. アンインストーラは、システム内で検出したインストール済みの Java ES コンポーネントすべてに番号を付けてリストし、削除対象として選択します。Return キーを押して、すべてのコンポーネントをアンインストールします。

    または、アンインストールするコンポーネントに対応する番号をコンマで区切ってリストにし、アンインストールするコンポーネントを指定して、Return キーを押します。


    注 –

    システムにインストールされていないコンポーネントは無効になっており、選択できません。


  2. アンインストーラは、削除対象として選択された製品間にコンポーネントの依存関係を検出すると、設定データが失われる可能性があることを知らせる警告メッセージが表示されます。次のいずれかを選択できます。

    1. アンインストールを続行するには、Yes と入力し、Return キーを押します。

    2. 「コンポーネントの選択」ページに戻るには、No と入力し、Return キーを押します。

    3. アンインストールを終了するには、! を入力し、Return キーを押します。

Procedure管理者アクセス権の付与

手順

    アンインストーラが管理者 ID とパスワードを必要とするコンポーネントを選択した場合は、管理者 ID とパスワードが要求されます。

    アンインストーラで入力する必要のある情報の詳細については、「アンインストーラ用の管理者アクセス権の付与」を参照してください。


    注 –

    削除対象として選択したコンポーネントによっては、ポート番号またはホスト名の入力を求められる場合もあります。


Procedureソフトウェアのアンインストール

アンインストーラは、ソフトウェアをシステムから削除する前に、サマリーページを表示します。 このページには、削除対象として選択されたコンポーネントが表示されます。

手順
  1. 選択内容を確認します。

    1. 変更が必要な場合は、「コンポーネントの選択」リストが表示されるまで、< 文字を入力し Return キーを押してページを順に戻ります。

    2. 「コンポーネントの選択」リストを必要に応じて変更します。

    3. アンインストーラ画面を再び先に進めます。

  2. 選択内容に問題がなければ、数値 1 を入力し、Return キーを押します。

    アンインストーラは、システムからのソフトウェアの削除を開始します。アンインストール時に、アンインストーラは全体的な完了割合を示す進捗状況バーを表示します。

    すべてのコンポーネントソフトウェアが削除されたら、アンインストールサマリーおよびログを表示することができます。

  3. 1 または 2 を入力し、Return キーを押してアンインストールに関する情報を表示します。

    • アンインストールサマリー: 1 を入力すると、アンインストールされたコンポーネントおよびそれらのコンポーネントの設定情報がリストされます。

    • アンインストールログ: 2 を入力すると、アンインストール時にアンインストーラが出力したすべてのメッセージがリストされます。

      アンインストールのサマリーファイルとログファイルは、次の場所でも見ることができます。

      Solaris OS の場合: /var/sadm/install/logs

      Linux の場合: /var/opt/sun/install/logs

  4. ! 文字を入力して、アンインストーラを終了します。

    Access Manager または Messaging Server をアンインストールした場合は、「アンインストール後の作業」に進みます。