Sun Java System Portal Server 6 2005Q4 リリースノート

Mobile Access


ネイティブ JSP デスクトップは、フロントページサイズが最大のデックサイズ (Wm1DeckSize) を超える場合に処理を行わない。http://docs.sun.com/source/817-5323/index.html を参照のこと (4950078)

対処方法:

なし


メールが HTML 形式で表示される場合がある (4938743)

説明:

本文に HTML が含まれる電子メールメッセージが送信された場合、HTML 形式で表示されます。

対処方法:

回避策はありません。ただし、メッセージの元のフォーマットを維持するには、メールアプリケーションの設定をプレーンテキストに変更します。

Netscape でこれを行うには、メールクライアントで次の手順を実行します。

  1. メニューの「編集」オプションから >「設定」>「Mail & Newsgroups」を選択します。

  2. 「Mail & Newsgroups」メニューから「送信形式」をクリックし、「送信形式の設定」を表示します。

  3. 「メッセージをプレーンテキストに変換」オプションを選択して「了解」をクリックします。

Outlook Express クライアントの場合は、次の手順を実行します。

  1. 「ツール」->「オプション」->「送信」を選択します。

  2. 「メール送信の形式」セクションで、「HTML 形式」の代わりに「テキスト形式」を選択します。

  3. 「保存」を選択します。


JES インストーラの実行中に Portal Server 設定パネルのドキュメントルートディレクトリに表示されるデフォルト値が間違っている (6203728)

説明:

この問題は、他の依存製品がインストールおよび設定された後に Portal Server を独立してインストールし、Access Manager 以外の別のインスタンスに Portal Server をインストールしている間に発生します。

対処方法:

Portal Server を配備した Web コンテナが Sun Java Enterprise System Web Server である場合は、JES インストーラの実行中に表示される Portal Server 設定パネルに入力する、ドキュメントルートディレクトリへのパスが正しいことを確認してください。

たとえば、Sun Java Enterprise System Web Server を */opt/SUNWwbsvr* にインストールした場合、ドキュメントルートディレクトリは */opt/SUNWwbsvr/docs* になります。


モバイルアプリケーションサービスページの「コンテンツ」リンクにより、「不正な要求」メッセージが表示される (5043783)

説明:

不正な要求エラーは、「サービス」オプションのヘルプページの「コンテンツ」リンクをクリックした場合にのみ発生します。これは、Access Manager の管理コンソール >「アイデンティティ管理」タブからヘルプにアクセスする場合に起きます。

対処方法:

なし


ビュー: 日付を含む場合のルールが機能しない (6212818)

説明:

検索フィルタでの文字列形式 dd/mm/yyyy を使用した日付検索は機能しません。

対処方法:

IMAP では Wed, 04 Jun 2003 13:06:55 -700 形式で日付を保存しています。この形式を使用する検索フィルタは機能します。


表示名に空白が含まれていると、「表示」リンクが表示されない (6212854)

説明:

「表示」リンクは、表示名がスペースで始まるか終わる場合、デバイスに表示されません。「編集」をクリックすると、NULL ポインタの例外が発生します。

対処方法:

表示名およびルール名の前後に空白を使用しないでください。


モバイルユーザーとデスクトップユーザーの URL 長を最小化する URL 転送 (5020380)

説明:

デスクトップユーザーおよび電話ユーザーのために URL 長を最小にするには、URL 転送が必要になります。

対処方法:

リダイレクションを使用すると、あるサーバー上にあるドキュメントを要求しているユーザーに、別のサーバー上のドキュメントをシームレスに送信できます。たとえば、ユーザーが http://home.suncom.net と入力した場合、これには宛先 URI がありません。このプレフィックスは、解釈されず、Web Server 管理コンソールでは次のように変換されます。

Prefix: /index.html

固定された URL に送信するには、次のように入力します。

http://home.suncom.net/amserver/UI/Login?module=MSISDN

Web サーバーは、すべてのポータル URL に URI, /index.html を付けて固定された URL に転送します。このエントリがあるかどうかについて、Web サーバーインスタンスの obj.conf ファイルを確認します。

NameTrans fn="redirect" from="/index.html"
url-prefix="http://portal.mobile.suncom.net/amserver/UI/Login?module=MSISDN"

モバイルメールとアドレス帳の設定についての説明がマニュアルにない (5011510 )

対処方法:

なし


Cookie 無効モードでの Application Server 7.1 UR1 の使用 (5107310 )

対処方法:

Application Server 7.1 Update Release 1 (UR1) を使用する場合、ユーザーが Cookie 無効モードを使用する必要があるときは、次の JVM オプションを Application Server 設定に追加します。

-DJ2EEDecodeURI


日本語を使用するブラウザで、ルールを正しく適用しても、「無効なルール/URL 構文を表示」エラーが発生する (6190033)

説明:

ユーザーがブラウザで日本語を使用してルールを追加すると、「無効なルール/URL 構文を表示」エラーメッセージが表示されます。このエラーは、英語を使用するブラウザでは発生しません。

対処方法:

なし


サーブレットフィルタが設定されていると、Web サーバーが常にコンテンツタイプを text/html に設定する (6174754)

説明:

ユーザーが、Sun Java System Web Server に配備されている Access Manager インスタンスによってポータルゲートウェイを配備すると、Web Server はコンテンツタイプを常に text/html に設定します。次の回避策は、ゲートウェイバグ 5093084 の原因となっている Web Server バグ 6173293 に対処する際に役立ちます。

対処方法:

web-server-instance/config ディレクトリの obj.conf ファイルに次のような変更を加えます。

  1. ObjectType が次のように設定されています。


    ObjectType fn=force-type type=text/html

    次のように変更します。


    # ObjectType fn=force-type type=text/html
  2. この変更を行った後で Web Server を再起動します。


palmOne Treo 180 デバイスのクライアントタイプを cHTML に変更する (6190070 )

説明:

palmOne Treo 180 モバイルデバイスが Mobile Access にアクセスする場合、コンテンツは WML マークアップ言語を使用してレンダリングされます。Treo 180 は、cHTML 対応のモバイルデバイスです。Treo 180 デバイスは、WML と cHTML に対応していますが、cHTML はよりリッチなマークアップ言語なので cHTML が望ましいタイプです。

対処方法:

次の手順により、amconsole を使用して cHTML にクライアントタイプを変更できます。

  1. ブラウザで http://hostname :port/amconsole を開きます。

  2. 管理者としてログインします。

  3. 「サービス設定」タブ ->「クライアントディテクション」->「クライアントタイプ: 編集」(右側のパネル) をクリックします。

    「クライアントマネージャー」が表示されます。

  4. WML カテゴリを選択して、WML 対応デバイスの一覧を取得します。

  5. UPG1_UP_4.0_(compatible_Blazer_1.0) を編集し、「このデバイスの直接の親」を cHTML に変更します。

  6. デバイスの設定を保存し、それからグローバルのクライアント検出設定を保存します。

    クライアントタイプの変更方法の詳細については、『Sun Java System Portal Server Mobile Access 6.2 管理ガイド』の第 2 章「モバイル機器の管理」にある「「クライアントマネージャ」の使用」を参照してください。


モバイルから Anonymous でポータルにログインすると、深刻なデスクトップエラーがスローされる (6184377)

説明:

ユーザーが、XHTML または WML ブラウザ、または WML/XHTML シミュレータを使用してモバイルから匿名ログインで Portal Server にアクセスすると、次のエラーメッセージが表示されます。

「デスクトップで重大なエラーが発生しました。サーバー設定の誤りが原因である可能性があります。この問題を管理者に報告してください。」

対処方法:

なし


メールからの「ビュー」メニューオプションがモバイルデスクトップに表示されない (6185041)

説明:

CC/PP 対応電話を使用する場合は、正しいデバイス名がポータルデスクトップの「モバイルデバイス」セクションに表示されないことがあります。ユーザーは、表示とデバイスを関連付けることができなくなります。ユーザーがデバイスのコンテンツまたはレイアウトをカスタマイズできない場合があります。amconsole を使用し、次の回避策を適用することにより、モバイルデバイスで「ビュー」メニューオプションを有効にすることができます。

対処方法:

ユーザーは、ユーザーのプロファイルに手動でデバイス名を追加する必要があります。CC/PP 準拠デバイスの正しいデバイス名は、特殊文字が「_」によって置き換えられ、先頭および末尾に「_」文字を使用した CC/PP プロファイルの URL です。たとえば URL が http://developer.openwave.com/uaprof/OPWVSDK62.xml の場合、デバイス名は _http___developer.openwave.com_uaprof_OPWVSDK62.xml_ になります。以下の手順は、デバイス名をユーザーのプロファイルに追加する方法を説明しています。

  1. ブラウザで http://hostname:port/amconsole を開きます。

  2. 管理者としてログインします。

  3. 「ユーザー」をクリックし -> ユーザーをクリックして ->「サービス」->「ポータルデスクトップ」->「編集」->「XML の直接編集」をクリックします。

  4. <Collection name="selectedClients"> タグを探し出します。

    このタグには、選択したクライアントデバイスすべての一覧があります。

  5. 次のタグを追加します。

    <String name="_http___developer.openwave.com_uaprof_OPWVSDK62.xml_" value=""/>

  6. 変更内容を保存します。

  7. ユーザーとしてポータルデスクトップにログインします。

  8. 新しいモバイルデバイスが呼び出されます。

    _http___developer.openwave.com_uaprof_OPWVSDK62.xml_ が表示されます。

  9. 新しいメール表示をこのデバイスに接続します。

  10. Openwave 6.2 (xhtml) シミュレータを使用してログインします。

  11. 「ビュー」メニューが表示されます。


    注 –

    selectedClients コレクションに追加される文字列は、特殊文字が「_」によって置き換えられている CC/PP プロファイルの URL です。サポートする各 CC/PP デバイスで上述の手順を繰り返す必要があります。URL は、HTTP ヘッダ、または /var/opt/SUNWam/debug にある CCCPPClientDetector ログファイルのいずれかにあります。



「モバイルメールの設定」で使用可能なオンラインヘルプがない (6185112)

説明:

ユーザーがポータルデスクトップ上で「編集 メール」をクリックし「モバイルメールの設定を編集」リンクにアクセスする場合、「モバイルメールの設定」用のヘルプは表示されません。

対処方法:

なし


HDML コンテンツをレンダリングするデバイスが、カレンダ、メール、およびアドレス帳の詳細のページで、日本語文字が文字化けする (6191363)

説明:

ユーザーがそれぞれのカレンダ、メール、およびアドレス帳を表示するときに HDML コンテンツを表示すると、日本語ロケールの場合はそのコンテンツが文字化けします。たとえば、ユーザーが次のような操作を行う場合です。

  • モバイルデスクトップにログインする。コンテンツが表示され、日本語の文字も表示されます。

  • カレンダに移動する。カレンダページのコンテンツが表示され、日本語の文字も表示されます。

  • カレンダを表示する。カレンダイベントの日本語文字が文字化けします。

メールおよびアドレス帳の場合にも同じ問題が生じます。モバイルデスクトップ (トップページ)、およびカレンダ、メール、アドレス帳の主要なページでは問題ありませんが、ユーザーがコンテンツを表示しようとするとページで文字化けが生じます。他のタイプのコンテンツではこの問題は発生しません。

対処方法:

なし


メールとカレンダのイベントをブラウザから日本語で送信しその後モバイルデバイスで表示する場合と、その逆の動作の場合に、コンテンツが文字化けする (6191389)

説明:

モバイルデバイスから日本語のカレンダイベントを追加するときにはデバイスにイベントが表示されますが、ブラウザで表示すると日本語が文字化けします。また、ユーザーがブラウザから日本語のイベントを追加するときにはブラウザにイベントが表示されますが、モバイルデバイスで表示すると文字化けします。同様に、ユーザーがブラウザを使用して日本語でメールを送信する場合、モバイルデバイスでメールを表示すると文字化けしています。ユーザーがモバイルデバイスからメールを送信する場合、その電子メールはデバイスに表示されますが、ブラウザで表示すると文字化けします。

対処方法:

なし


Portal Server Mobile Access アップグレードファイルが更新されている (バグ ID なし)

説明:

Sun ONE Portal Server 6.2 から Sun Java System Portal Server 6 2005Q1 の Solaris SPARC 版 (java_es_05Q1_portal_mobile_access_sparc_solaris8.tar.gz ) および Solaris x86 版 (java_es_05Q1_portal_mobile_access_i386_solaris9.tar.gz ) にアップグレードする際に使用する Portal Server Mobile Access のファイルは更新されており、以下のアドレスからダウンロードできます。

http://wwws.sun.com/software/download/products/41391049.html