Sun Java System Messaging Server 6 2005Q4 管理ガイド

パスワードを変更するには

初期設定 (「Messaging Server の初期実行時設定を作成する」を参照) で同じパスワードを持つ多数の管理者を設定しているため、これらの管理者のパスワードを変更したい場合もあります。

初期実行時設定の際にデフォルトのパスワードが設定されているパラメータと、それらを変更するためのユーティリティーを確認するには、表 4–1 を参照してください。configutil ユーティリティーを使用してパスワード変更するパラメータについては、『Sun ONE Messaging Server Reference Manual』で構文の詳細と使用方法を確認してください。

表 4–1 Messaging Server の初期実行時設定で設定されるパスワード

パラメータ 

説明 

local.ugldapbindcred

configutil ユーティリティーを使って設定したユーザー/グループ管理者のパスワードです。

local.service.pab.ldappasswd

configutil ユーティリティーを使って設定した、PAB 検索のバインド DN によって指定されたユーザーのパスワードです。

キーファイルの SSL パスワード 

sslpassword.conf ファイル内に直接設定されているパスワードです。

サービス管理者の資格 

ldapmodify コマンドを使って LDAP ディレクトリに直接設定されている資格です。

Delegated Administrator のサービス管理者 

Sun LDAP Schema 1 が有効になっていて、iPlanet Delegated Administrator ユーティリティーを使用している場合は、この管理者のパスワードを変更するだけで済みます。 

Delegated Administrator サービス管理者のパスワードを変更するには、Sun ONE Console、LDAP ディレクトリ (ldapmodify コマンドで)、または Delegated Administrator の UI でパスワードを変更します。

ストア管理者 

ストア管理者のパスワードを変更するには、Sun ONE Console または LDAP ディレクトリ (ldapmodify コマンドで) のどちらかでパスワードを変更できます。

次の例では、local.enduseradmincred configutil パラメータを使用してエンドユーザー管理者のパスワードを変更します。


configutil -o local.enduseradmincred -v newpassword