初期設定 (「Messaging Server の初期実行時設定を作成する」を参照) で同じパスワードを持つ多数の管理者を設定しているため、これらの管理者のパスワードを変更したい場合もあります。
初期実行時設定の際にデフォルトのパスワードが設定されているパラメータと、それらを変更するためのユーティリティーを確認するには、表 4–1 を参照してください。configutil ユーティリティーを使用してパスワード変更するパラメータについては、『Sun ONE Messaging Server Reference Manual』で構文の詳細と使用方法を確認してください。
表 4–1 Messaging Server の初期実行時設定で設定されるパスワード
パラメータ |
説明 |
---|---|
local.ugldapbindcred |
configutil ユーティリティーを使って設定したユーザー/グループ管理者のパスワードです。 |
local.service.pab.ldappasswd |
configutil ユーティリティーを使って設定した、PAB 検索のバインド DN によって指定されたユーザーのパスワードです。 |
キーファイルの SSL パスワード |
sslpassword.conf ファイル内に直接設定されているパスワードです。 |
サービス管理者の資格 |
ldapmodify コマンドを使って LDAP ディレクトリに直接設定されている資格です。 |
Delegated Administrator のサービス管理者 |
Sun LDAP Schema 1 が有効になっていて、iPlanet Delegated Administrator ユーティリティーを使用している場合は、この管理者のパスワードを変更するだけで済みます。 Delegated Administrator サービス管理者のパスワードを変更するには、Sun ONE Console、LDAP ディレクトリ (ldapmodify コマンドで)、または Delegated Administrator の UI でパスワードを変更します。 |
ストア管理者 |
ストア管理者のパスワードを変更するには、Sun ONE Console または LDAP ディレクトリ (ldapmodify コマンドで) のどちらかでパスワードを変更できます。 |
次の例では、local.enduseradmincred configutil パラメータを使用してエンドユーザー管理者のパスワードを変更します。
configutil -o local.enduseradmincred -v newpassword |