Access Manager の管理コンソールをインストールする場合、インストーラは次の情報を要求します。
表 1–3 Access Manager の管理に関する設定情報
ラベルと状態ファイルのパラメータ |
説明 |
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管理者ユーザー ID |
Access Manager の最上位管理者。このユーザーは、Access Manager が管理するすべてのエントリに対する無制限のアクセス権を持ちます。 デフォルト名の amadmin を変更することはできません。これにより、 Access Manager 管理者のロールおよび権限の作成と Directory Server へのマッピングが正しく行われることが保証されるため、ユーザーはインストール後すぐに Access Manager にログオンできます。 |
管理者パスワード |
amadmin ユーザーのパスワード。パスワードは 8 文字以上で指定する必要があります。 デフォルト値は、共通サーバー設定で指定した「管理者パスワード」の値 (CMN_ADMIN_PASSWORD) です。「共通サーバー設定」を参照してください。 |
LDAP ユーザー ID |
LDAP サービス、Membership サービス、および Policy サービスに対するバインド DN ユーザー。このユーザーは、Directory Server のすべてのエントリに対する読み取りおよび検索アクセス権を持ちます。 デフォルトユーザー名の amldapuser は変更できません。 |
LDAP パスワード |
amldapuser ユーザーのパスワード。このパスワードを amadmin ユーザーのパスワードと同じにすることはできません。有効な任意のディレクトリサービスのパスワードを指定できます。 |
パスワードの暗号鍵 |
Access Manager がユーザーパスワードの暗号化に使用する文字列。 注: セキュリティー上の理由で、パスワードの暗号化鍵は 12 文字以上にすることが推奨されています。 対話式インストーラは、デフォルトのパスワード暗号鍵を生成します。デフォルト値を受け入れることも、J2EE 乱数発生関数の生成する任意の鍵を指定することもできます。Access Manager のインストール時にプロパティーファイルが更新され、am.encryption.pwd プロパティーはこの値に設定されます。プロパティーファイルは AMConfig.properties です。このファイルは次の場所にあります。 Solaris OS の場合: /etc/opt/SUNWam/config Linux の場合: /etc/opt/sun/identity/config Access Manager のサブコンポーネントはすべて、アイデンティティー管理およびポリシーサービスコアが使用するのと同じ暗号鍵を使用する必要があります。Access Manager のサブコンポーネントを複数のホスト間で配布し、管理コンソールまたは連携管理の共有ドメインサービスをインストールする場合、コアのインストールで生成された am.encryption.pwd の値をコピーし、このフィールドにペーストします。 状態ファイルのデフォルトは LOCK です。任意の文字の組み合わせを使用できます。 |
インストールタイプ AM_REALM |
その他のコンポーネントとの相互運用性のレベルを示します。「レルムモード (バージョン 7.x スタイル)」または「旧バージョンモード (バージョン 6.x スタイル)」のいずれかを選択します。Access Manager を Portal Server、Messaging Server、Calendar Server、Delegated Administrator、または Instant Messaging とともにインストールする場合は、旧バージョンモードを選択する必要があります。 AM_REALM に指定可能な値は、「Enabled」(レルム 7.x モードの場合) および「Disabled」(旧バージョン 6.x モードの場合) です。 |