Sun Java Enterprise System 2005Q4 インストールリファレンス

Access Manager: Web コンテナ情報

Access Manager のアイデンティティー管理およびポリシーサービスコアの各サブコンポーネントは、Web Server または Application Server で稼働します。


注 –

このコンポーネントは、サードパーティーの Web コンテナでも稼働しますが、「あとで設定」オプションを選択して AM をインストールする必要があります。この場合、インストール後に設定が実行されます。


インストーラが要求する情報は、Web コンテナの種類によって異なります。

Web コンテナ情報: Access Manager と Web Server

この節では、Web Server が Access Manager のアイデンティティー管理およびポリシーサービスコアサブコンポーネントの Web コンテナである場合に、インストーラに指定する必要のある情報を示しています。

表 1–4 Access Manager と Web Server を連動させる場合の Web コンテナの設定情報

ラベルと状態ファイルのパラメータ 

説明 

ホスト名 

IS_WS_HOST_NAME

ホストの完全修飾ドメイン名。 

たとえば、このホストが siroe.example.com の場合、値は siroe.example.com となります。

デフォルト値は、現在のホストの完全修飾ドメイン名です。 

Web Server ポート 

IS_WS_INSTANCE_PORT

Web Server が HTTP 接続に対して待機するポート。 

デフォルト値は 80 です。

このインストーラセッションで Web Server をインストールする場合、デフォルト値は「Web Server HTTP ポート」の値 (WS_ADMIN_PORT) となります。「Web Server: デフォルト Web Server インスタンス情報」を参照してください。

Web Server インスタンスディレクトリ 

IS_WS_INSTANCE_DIR

Web Server インスタンスのインストール先ディレクトリへのパス。パスの構文は次のとおりです。 

WebServer-base/https- webserver-instancename

このセッションで Web Server をインストールする場合、WebServer-base のデフォルト値は、次に示す Web Server のインストールディレクトリです。

Solaris OS の場合: /opt/SUNWwbsvr

Linux の場合: /opt/sun/webserver

ドキュメントルートディレクトリ 

IS_WS_DOC_DIR

Web Server がコンテンツドキュメントを格納するディレクトリ。 

このインストーラセッションで Web Server をインストールする場合、デフォルト値は Web Server の「ドキュメントルートディレクトリ」の値 (WS_INSTANCE_CONTENT_ROOT) となります。「Web Server: デフォルト Web Server インスタンス情報」を参照してください。

Web Server をインストールしない場合、デフォルトの場所は WebServer-base/docs となります。

WebServer-base のデフォルト値は、次に示す Web Server のインストールディレクトリです。

Solaris OS の場合: /opt/SUNWwbsvr

Linux の場合: /opt/sun/webserver

セキュリティー保護されたサーバーインスタンスポート 

IS_SERVER_PROTOCOL

Web Server のインスタンスのポートがセキュリティー保護されたポートであるかどうかを指定します。セキュリティー保護されたポートでは、HTTPS プロトコルが使用されます。セキュリティー保護されていないポートでは、HTTP が使用されます。 

状態ファイルで、セキュリティー保護されたポートの場合は https を、セキュリティー保護されていないポートの場合は http を指定します。デフォルト値は http です。

Web コンテナ情報: Access Manager と Application Server

この節では、Application Server が Access Manager のアイデンティティー管理およびポリシーサービスコアサブコンポーネントの Web コンテナである場合に、インストーラに指定する必要のある情報を示しています。

表 1–5 Access Manager と Application Server を連動させる場合の Web コンテナの設定情報

ラベルと状態ファイルのパラメータ 

説明 

インストールディレクトリ 

IS_APPSERVERBASEDIR

Application Server のインストール先ディレクトリへのパス。 

Application Server をインストールする場合、この値のデフォルト値は Application Server のインストールディレクトリに指定した値となります。デフォルト値は次のとおりです。 

Solaris OS の場合: /opt/SUNWappserver/appserver

Linux の場合: /opt/sun/appserver

Access Manager 実行時インスタンス 

IS_IAS81INSTANCE

Access Manager を実行する Application Server インスタンスの名前。 

デフォルト値は server です。

インスタンスディレクトリ 

IS_IAS81INSTANCEDIR

Application Server がインスタンスのファイルを格納するディレクトリへのパス。デフォルト値は次のとおりです。 

Solaris OS の場合: /var/opt/SUNWappserver/domains

Linux の場合: /var/opt/sun/appserver/domains

Access Manager インスタンスポート 

IS_IAS81INSTANCE_PORT

Application Server がインスタンスへの接続を待機するポート。 

デフォルト値は 8080 です。

ドキュメントルート 

IS_SUNAPPSERVER_DOCS_DIR

Application Server がコンテンツドキュメントを格納するディレクトリです。 

デフォルトのドキュメントルートは、IS_IAS81INSTANCEDIR によって指定されるインスタンスディレクトリの最後に domainname/docroot を追加した値となります。例: IS_IAS81INSTANCEDIR/domainname /docroot

管理者ユーザー ID 

IS_IAS81_ADMIN

Application Server 管理者のユーザー ID 

デフォルト値は、共通サーバー設定で指定した「管理者ユーザー ID」の値です。「共通サーバー設定」を参照してください。

管理者パスワード 

IS_IAS81_ADMINPASSWD

Application Server 管理者のパスワード。 

デフォルト値は、共通サーバー設定で指定した「管理者のユーザーパスワード」の値です。「共通サーバー設定」を参照してください。

管理ポート 

IS_IAS81_ADMINPORT

Application Server の管理サーバーが接続を待機するポート。 

デフォルト値は 4849 です。

セキュリティー保護されたサーバーインスタンスポート 

IS_SERVER_PROTOCOL

「インスタンスポート」の値 (IS_IAS81INSTANCE_PORT) がセキュリティー保護されたポートを参照するかどうかを指定します。セキュリティー保護されたポートでは、HTTPS プロトコルが使用されます。セキュリティー保護されていないポートでは、HTTP が使用されます。

状態ファイルで、セキュリティー保護されたポートの場合は https を、セキュリティー保護されていないポートの場合は http を指定します。デフォルト値は http です。

セキュリティー保護された管理サーバーポート 

ASADMIN_PROTOCOL

「管理ポート」の値 (IS_IAS81_ADMINPORT) がセキュリティー保護されたポートであるかどうかを指定します。セキュリティー保護されたポートでは、HTTPS プロトコルが使用されます。セキュリティー保護されていないポートでは、HTTP が使用されます。

状態ファイルで、セキュリティー保護されたポートの場合は https を、セキュリティー保護されていないポートの場合は http を指定します。デフォルト値は https です。