Access Manager のアイデンティティー管理およびポリシーサービスコアの各サブコンポーネントは、Web Server または Application Server で稼働します。
このコンポーネントは、サードパーティーの Web コンテナでも稼働しますが、「あとで設定」オプションを選択して AM をインストールする必要があります。この場合、インストール後に設定が実行されます。
インストーラが要求する情報は、Web コンテナの種類によって異なります。
Web Server の場合は、「Web コンテナ情報: Access Manager と Web Server」を参照してください。
Application Server の場合は、「Web コンテナ情報: Access Manager と Application Server」を参照してください。
この節では、Web Server が Access Manager のアイデンティティー管理およびポリシーサービスコアサブコンポーネントの Web コンテナである場合に、インストーラに指定する必要のある情報を示しています。
表 1–4 Access Manager と Web Server を連動させる場合の Web コンテナの設定情報
ラベルと状態ファイルのパラメータ |
説明 |
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ホスト名 |
ホストの完全修飾ドメイン名。 たとえば、このホストが siroe.example.com の場合、値は siroe.example.com となります。 デフォルト値は、現在のホストの完全修飾ドメイン名です。 |
Web Server ポート |
Web Server が HTTP 接続に対して待機するポート。 デフォルト値は 80 です。 このインストーラセッションで Web Server をインストールする場合、デフォルト値は「Web Server HTTP ポート」の値 (WS_ADMIN_PORT) となります。「Web Server: デフォルト Web Server インスタンス情報」を参照してください。 |
Web Server インスタンスディレクトリ |
Web Server インスタンスのインストール先ディレクトリへのパス。パスの構文は次のとおりです。 WebServer-base/https- webserver-instancename このセッションで Web Server をインストールする場合、WebServer-base のデフォルト値は、次に示す Web Server のインストールディレクトリです。 Solaris OS の場合: /opt/SUNWwbsvr Linux の場合: /opt/sun/webserver |
ドキュメントルートディレクトリ IS_WS_DOC_DIR |
Web Server がコンテンツドキュメントを格納するディレクトリ。 このインストーラセッションで Web Server をインストールする場合、デフォルト値は Web Server の「ドキュメントルートディレクトリ」の値 (WS_INSTANCE_CONTENT_ROOT) となります。「Web Server: デフォルト Web Server インスタンス情報」を参照してください。 Web Server をインストールしない場合、デフォルトの場所は WebServer-base/docs となります。 WebServer-base のデフォルト値は、次に示す Web Server のインストールディレクトリです。 Solaris OS の場合: /opt/SUNWwbsvr Linux の場合: /opt/sun/webserver |
セキュリティー保護されたサーバーインスタンスポート IS_SERVER_PROTOCOL |
Web Server のインスタンスのポートがセキュリティー保護されたポートであるかどうかを指定します。セキュリティー保護されたポートでは、HTTPS プロトコルが使用されます。セキュリティー保護されていないポートでは、HTTP が使用されます。 状態ファイルで、セキュリティー保護されたポートの場合は https を、セキュリティー保護されていないポートの場合は http を指定します。デフォルト値は http です。 |
この節では、Application Server が Access Manager のアイデンティティー管理およびポリシーサービスコアサブコンポーネントの Web コンテナである場合に、インストーラに指定する必要のある情報を示しています。
表 1–5 Access Manager と Application Server を連動させる場合の Web コンテナの設定情報
ラベルと状態ファイルのパラメータ |
説明 |
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インストールディレクトリ |
Application Server のインストール先ディレクトリへのパス。 Application Server をインストールする場合、この値のデフォルト値は Application Server のインストールディレクトリに指定した値となります。デフォルト値は次のとおりです。 Solaris OS の場合: /opt/SUNWappserver/appserver Linux の場合: /opt/sun/appserver |
Access Manager 実行時インスタンス |
Access Manager を実行する Application Server インスタンスの名前。 デフォルト値は server です。 |
インスタンスディレクトリ |
Application Server がインスタンスのファイルを格納するディレクトリへのパス。デフォルト値は次のとおりです。 Solaris OS の場合: /var/opt/SUNWappserver/domains Linux の場合: /var/opt/sun/appserver/domains |
Access Manager インスタンスポート |
Application Server がインスタンスへの接続を待機するポート。 デフォルト値は 8080 です。 |
ドキュメントルート |
Application Server がコンテンツドキュメントを格納するディレクトリです。 デフォルトのドキュメントルートは、IS_IAS81INSTANCEDIR によって指定されるインスタンスディレクトリの最後に domainname/docroot を追加した値となります。例: IS_IAS81INSTANCEDIR/domainname /docroot |
管理者ユーザー ID |
Application Server 管理者のユーザー ID デフォルト値は、共通サーバー設定で指定した「管理者ユーザー ID」の値です。「共通サーバー設定」を参照してください。 |
管理者パスワード |
Application Server 管理者のパスワード。 デフォルト値は、共通サーバー設定で指定した「管理者のユーザーパスワード」の値です。「共通サーバー設定」を参照してください。 |
管理ポート |
Application Server の管理サーバーが接続を待機するポート。 デフォルト値は 4849 です。 |
セキュリティー保護されたサーバーインスタンスポート IS_SERVER_PROTOCOL |
「インスタンスポート」の値 (IS_IAS81INSTANCE_PORT) がセキュリティー保護されたポートを参照するかどうかを指定します。セキュリティー保護されたポートでは、HTTPS プロトコルが使用されます。セキュリティー保護されていないポートでは、HTTP が使用されます。 状態ファイルで、セキュリティー保護されたポートの場合は https を、セキュリティー保護されていないポートの場合は http を指定します。デフォルト値は http です。 |
セキュリティー保護された管理サーバーポート ASADMIN_PROTOCOL |
「管理ポート」の値 (IS_IAS81_ADMINPORT) がセキュリティー保護されたポートであるかどうかを指定します。セキュリティー保護されたポートでは、HTTPS プロトコルが使用されます。セキュリティー保護されていないポートでは、HTTP が使用されます。 状態ファイルで、セキュリティー保護されたポートの場合は https を、セキュリティー保護されていないポートの場合は http を指定します。デフォルト値は https です。 |