Access Manager のサブコンポーネントが異なる場合、インストーラに指定する Access Manager サービスの情報も異なります。
この節では、アイデンティティー管理、ポリシーサービスコア、および Access Manager 管理コンソールサブコンポーネントのインストール時に、インストーラに指定するサービス情報を示しています。
この例では、新規コンソールを配備するか、配備済みのコンソールを使用できます。「説明」列に示すように、新規コンソールを配備する場合は、「Access Manager のコアとコンソールのインストール」の一部の情報は必要ありません。
表 1–6 Access Manager のコアとコンソールをインストールするためのサービスに関する設定情報
ラベルと状態ファイルのパラメータ |
説明 |
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ホスト名 |
インストール先のホストの完全修飾ドメイン名。 デフォルト値は、ローカルホストの完全修飾ドメイン名です。 |
サービス配備 URI |
アイデンティティー管理およびポリシーサービスコアサブコンポーネントに関連する HTML ページ、クラス、および JAR ファイルにアクセスするための URI (Uniform Resource Identifier) プレフィックス。 デフォルト値は amserver です。先頭にスラッシュを入力しないでください。 |
共通ドメイン配備 URI |
Web コンテナ上の共通ドメインサービスにアクセスするための URI プレフィックス。 デフォルト値は amcommon です。先頭にスラッシュを入力しないでください。 |
Cookie ドメイン |
Access Manager がユーザーにセッション ID を付与する場合に、Access Manager がブラウザに返す、信頼できる DNS ドメインの名前。 この値は、example.com などの単一の最上位ドメインに限定することができます。この場合、セッション ID で example.com のすべてのサブドメインの認証が得られます。 また、.corp.example.com,.sales.example.com のように、コンマで区切ってサブドメインを指定することもできます。この場合、セッション ID でリスト内のすべてのサブドメインの認証が得られます。 リスト内の各ドメインの先頭に、ドット (.) を指定する必要があります。 デフォルト値は、現在のドメインにプレフィックスとしてドット (.) を付加した値となります。 |
管理コンソール: 新しいコンソールを配備および 既存コンソールを使用 USE_DSAME_SERVICES_WEB_CONTAINER |
Access Manager がインストールされるホストの Web コンテナにコンソールを配備するには、新規コンソールの配備を選択します。別のホストに配備されている既存のコンソールを使用するには、既存コンソールの使用を選択します。 どちらの場合も、コンソール配備 URI とパスワード配備 URI を指定します。既存のコンソールを使用する場合は、コンソールホスト名とコンソールポートも指定する必要があります。 状態ファイルでは、新規コンソールを配備する場合は true、既存コンソールを使用する場合は false を指定します。 |
コンソール配備 URI |
Access Manager 管理コンソールサブコンポーネントに関連する HTML ページ、クラス、および JAR ファイルにアクセスするための URI プレフィックス。Access Manager のモードにより異なります。 旧バージョンモード (6.x): /amconsole または /amserver レルムモード (7.x): /amserver デフォルト値は amconsole です。先頭にスラッシュを入力しないでください。 |
パスワード配備 URI |
Access Manager を実行する Web コンテナが使用する、ユーザー指定の文字列と対応する配備済みアプリケーション間のマッピングを決定する URI。 デフォルト値は ampassword です。先頭にスラッシュを入力しないでください。 |
コンソールホスト名 |
既存のコンソールをホストするサーバーの完全修飾ドメイン名。 コンソールを新たに配備する場合は、この値を指定する必要はありません。グラフィカルインストールモードでは、既存のコンソールを使用する場合のみ、このフィールドを編集できます。 デフォルト値には、「ホスト」に指定した値 (IS_SERVER_HOST)、ドット、および共通サーバー設定で指定した「DNS ドメイン名」の値が含まれます。「共通サーバー設定」を参照してください。 たとえば、ホストが siroe、ドメインが example.com であれば、デフォルト値は siroe.example.com になります。 |
コンソールポート |
既存のコンソールが接続を待機するポート。0 〜 65535 の範囲内で、有効かつ未使用の任意のポート番号を使用できます。 コンソールを新たに配備する場合は、この値を指定する必要はありません。グラフィカルインストールモードでは、既存のコンソールを使用する場合のみ、このフィールドを編集できます。 デフォルト値は、次のいずれかの Web コンテナポートで指定した値となります。
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この節では、次の両方の条件が真である場合にインストーラに指定するサービス情報を示します。
Access Manager 管理コンソールサブコンポーネントのみをインストールします。
アイデンティティー管理およびポリシーサービスコアサブコンポーネントが、すでに同一のホストにインストールされています。
AM コンソール単体のインストールは、レルムモード (7.x) でのみ実行できます。旧バージョンモード (6.x) では実行できません。
ラベルと状態ファイルのパラメータ |
説明 |
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コンソール配備 URI |
Access Manager 管理コンソールサブコンポーネントに関連する HTML ページ、クラス、および JAR ファイルにアクセスするための URI プレフィックス。Access Manager のモードにより異なります。 レルムモード (7.x): /amconsole または /amserver 旧バージョンモード (6.x): /amserver |
パスワードサービス配備 URI |
Access Manager を実行する Web コンテナが使用する、ユーザー指定の文字列と対応する配備済みアプリケーション間のマッピングを決定する URI。 デフォルト値は ampassword です。先頭にスラッシュを入力しないでください。 |
この節では、次の両方の条件が真である場合にインストーラに指定するサービス情報を示しています。
Access Manager 管理コンソールサブコンポーネントのみをインストールします。
アイデンティティー管理およびポリシーサービスコアサブコンポーネントが、異なるホストにインストールされています。
ラベルと状態ファイルのパラメータ |
説明 |
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Access Manager 管理コンソール用の Web コンテナ | |
コンソールホスト名 |
インストール先のホストの完全修飾ドメイン名。 |
コンソール配備 URI |
Access Manager 管理コンソールサブコンポーネントに関連する HTML ページ、クラス、および JAR ファイルにアクセスするための URI プレフィックス。Access Manager のモードにより異なります。 旧バージョンモード (6.x): /amconsole または /amserver レルムモード (7.x): /amserver |
パスワードサービス配備 URI |
パスワードサービス用の配備 URI。 デフォルト値は ampassword です。先頭にスラッシュを入力しないでください。 |
Access Manager サービス用の Web コンテナ | |
サービスホスト名 |
アイデンティティー管理およびポリシーサービスコアサブコンポーネントのインストール先ホストの完全修飾ドメイン名。 デフォルト値は、このホストの完全修飾ドメイン名です。デフォルト値は指定形式を示す例としてだけ用い、値を編集して正しいリモートホスト名を指定する必要があります。 状態ファイルでは、リモートホストの完全修飾ドメイン名を指定します。 |
ポート |
アイデンティティー管理およびポリシーサービスコアサブコンポーネントが接続を待機するポート。このポートは、Web コンテナが使用する HTTP ポートまたは HTTPS ポートです。 |
サービス配備 URI |
アイデンティティー管理およびポリシーサービスコアサブコンポーネントに関連する HTML ページ、クラス、および JAR ファイルにアクセスするための URI プレフィックス。 デフォルト値は amserver です。先頭にスラッシュを入力しないでください。 |
Cookie ドメイン |
Access Manager がユーザーにセッション ID を付与する場合に、Access Manager がブラウザに返す、信頼できる DNS ドメインの名前。 この値を example.com などの単一の最上位ドメインに限定できます。この場合、セッション ID で example.com のすべてのサブドメインの認証が得られます。 また、.corp.example.com,.sales.example.com のように、コンマで区切ってサブドメインを指定することもできます。この場合、セッション ID でリスト内のすべてのサブドメインの認証が得られます。 各ドメインの先頭に、ドット (.) を指定する必要があります。 デフォルト値は、現在のドメインにプレフィックスとしてドット (.) を付加した値となります。 |
この節では、連携管理サブコンポーネントの共有ドメインサービスのみをインストールする場合に、インストーラに指定するサービス情報を示しています。
表 1–9 連携管理をインストールするための Access Manager サービス情報 (コアがすでにインストールされている場合)
ラベルと状態ファイルのパラメータ |
説明 |
---|---|
共通ドメイン配備 URI |
Web コンテナ上の共通ドメインサービスにアクセスするための URI プレフィックス。 デフォルト値は amcommon です。先頭にスラッシュを入力しないでください。 |