Sun Java Enterprise System 2005Q4 インストールリファレンス

Directory Server: サーバー設定情報

表 1–24 Directory Server のインストール時に必要となるサーバーに関する設定情報

ラベルと状態ファイルのパラメータ 

説明 

Directory Server ルート 

CMN_DS_SERVER_ROOT

ディレクトリ設定データが格納される Directory Server の場所。 

デフォルト値は次のとおりです。 

Solaris OS の場合: /var/opt/mps/serverroot

Linux の場合: /var/opt/sun/directory-server

サーバー識別子 

DS_SERVER_IDENTIFIER

管理コンソールで Directory Server のインスタンスを識別する名前。 

名前は、オペレーティングシステムのファイル命名規則に準拠している必要があります。ピリオドや空白文字は使用できません。 

デフォルト値は、共通サーバー設定で指定した「ホスト名」の値 (CMN_HOST_NAME) です。「共通サーバー設定」を参照してください。

サーバーポート 

DS_SERVER_PORT

Directory Server がクライアント接続を待機するポート。 

デフォルト値は 389 です。

サフィックス 

DS_SUFFIX

このインスタンスによって管理される初期ディレクトリサフィックス。 

デフォルト値は、現在のホストの完全修飾ドメイン名のセグメントから構成されます。たとえば、インストール先が siroe.sub1.example.com の場合、デフォルト値は dc=sub1,dc=example,dc=com になります。

管理ドメイン 

DS_ADM_DOMAIN

データ管理と認証のためにユーザーディレクトリを共有するサーバー製品のグループ。 

デフォルト値は、共通サーバー設定で指定した「DNS ドメイン名」の値 (CMN_DOMAIN_NAME) となります。「共通サーバー設定」を参照してください。

システムユーザー 

DS_SYSTEM_USER

Directory Server がホスト上で動作するために使用するユーザー名 (UID)。ID 番号ではなく名前を使用します。 

デフォルト値は、共通サーバー設定で指定した「システムユーザー」の値です。「共通サーバー設定」を参照してください。

注: この値は、関連付けられた管理サーバーに対する値と同じでなければなりません。 

システムグループ 

DS_SYSTEM_GROUP

Directory Server がユーザーとして実行されるグループ名 (UID)。ID 番号ではなく名前を使用します。 

デフォルト値は、共通サーバー設定で指定した「システムグループ」の値です。「共通サーバー設定」を参照してください。

注: この値は、関連付けられた管理サーバーに対する値と同じでなければなりません。