Sun Java Enterprise System 2005Q4 インストールリファレンス

ゲートウェイの設定

ここでは、Netlet プロキシサブコンポーネントをインストールするときに指定する必要のある情報について説明します。このケースでは、次の情報を指定する必要があります。

Web コンテナ配備情報

次の表は、Portal Server またはロードバランサ用の Web コンテナについて指定が必要な情報を示しています。

表 1–44 Portal Server Secure Remote Access ゲートウェイのインストール時に必要となる Web コンテナ配備に関する設定情報

ラベルと状態ファイルのパラメータ 

説明 

配備 URI 

SRA_DEPLOY_URI

Portal Server の配備に使用する URI (Uniform Resource Identifier)。 

配備 URI の値は、先頭がスラッシュであり、かつそれ以外のスラッシュを含んでいてはなりません。 

デフォルト値は /portal です。

Access Manager 情報

次の表は、Access Manager について指定が必要な情報を示しています。

表 1–45 Portal Server Secure Remote Access ゲートウェイのインストール時に必要となるAccess Manager に関する設定情報

ラベルと状態ファイルのパラメータ 

説明 

インストールディレクトリ 

SRA_IS_INSTALLDIR

Access Manager コンポーネントのインストール先ディレクトリ。 

デフォルト値は /opt です。

ゲートウェイ情報

この節では、ゲートウェイサブコンポーネントのインストール時に、インストーラに指定するゲートウェイ情報を示しています。

表 1–46 Portal Server Secure Remote Access ゲートウェイのインストール時に必要となるゲートウェイに関する設定情報

ラベルと状態ファイルのパラメータ 

説明 

プロトコル 

SRA_GW_PROTOCOL

ゲートウェイが通信に使用するプロトコル (HTTP または HTTPS)。セキュリティー保護されたポートでは、HTTPS プロトコルが使用されます。セキュリティー保護されていないポートでは、HTTP が使用されます。ほとんどの場合、ゲートウェイでは HTTPS を使用する必要があります。

状態ファイルで、セキュリティー保護されたポートの場合は https を、セキュリティー保護されていないポートの場合は http を指定します。デフォルト値は https です。

ホスト名 

SRA_GW_HOSTNAME

ゲートウェイコンポーネントのインストール先ホストの名前。 

たとえば、完全修飾ドメイン名が siroe.subdomain1.example.com の場合、siroe を入力します。

デフォルト値は、ローカルホストの名前です。 

サブドメイン 

SRA_GW_SUBDOMAIN

ゲートウェイホストのサブドメイン名。 

デフォルト値は存在しません。 

ドメイン 

SRA_GW_DOMAIN

ゲートウェイホストのドメイン名。 

たとえば、完全修飾ドメイン名が siroe.example.com の場合、この値は example.com となります。

デフォルト値は、ローカルホストのドメインです。 

ホスト IP アドレス 

SRA_GW_IPADDRESS

Access Manager ホストの IP アドレス。Portal Server に対して Access Manager がインストールされたホストの IP アドレスを指定します。 

デフォルト値は、ローカルホストの IP アドレスです。 

アクセスポート 

SRA_GW_PORT

ゲートウェイホストの待機ポート。 

デフォルト値は 443 です。

ゲートウェイプロファイル名 

SRA_GW_PROFILE

ゲートウェイが待機するポート、SSL オプション、プロキシオプションなど、ゲートウェイの設定に関連する情報を含むゲートウェイプロファイル。 

デフォルト値は default です。

ログのユーザーパスワード 

SRA_LOG_USER_PASSWORD

ルート以外のアクセス権を持つ管理者がゲートウェイログファイルにアクセスするためのパスワード。 

インストール後ゲートウェイの開始 

SRA_GW_START

インストール後にゲートウェイを自動的に起動させるかどうかをインストーラに指示します。 

状態ファイルで指定可能な値は、y または n です。デフォルト値は y です。

証明書に関する情報

ゲートウェイ、Netlet プロキシ、または Rewriter プロキシをインストールする場合、Portal Server Secure Remote Access で使用する自己署名付き証明書を作成するための情報を指定できます。証明書を設定するには、インストーラに次の情報を指定する必要があります。


注 –

証明書情報には、マルチバイト文字を使用することはできません。


表 1–47 Portal Server Secure Remote Access ゲートウェイのインストール時に必要となる証明書に関する設定情報

ラベルと状態ファイルのパラメータ 

説明 

組織 

SRA_CERT_ORGANIZATION

所属する組織または会社名。 

部署 

SRA_CERT_DIVISION

所属する部署名。 

市 / 地域 

SRA_CERT_CITY

居住する市または地域。 

州 / 都道府県 

SRA_CERT_STATE

居住する都道府県名。 

国名コード 

SRA_CERT_COUNTRY

2 文字の国名コード。 

証明書データベースパスワード 

SRA_CERT_PASSWORD

自己署名付き証明書にのみ適用されるパスワード (および確認用パスワード)。