Sun Java Enterprise System 2005Q4 インストールリファレンス

Secure Remote Access コアの設定

ここでは、Portal Server Secure Remote Access コアのインストール時にインストーラが必要とする情報を示します。指定が必要となる情報は、次に示すインストール方法によって異なります。

表 1–37 Portal Server Secure Remote Access コアのインストール時に必要となる情報

Portal Server の状況 

要件 

情報の参照先 

Portal Server をこのセッションでインストールする。 

ゲートウェイ情報 

「単一セッションインストール」

Portal Server がすでにインストールされ、Web Server または IBM WebSphere Application Server を使用している。 

Web コンテナ配備情報 

ゲートウェイ情報 

Access Manager 情報 

「複数セッションインストール (Sun Java System Web Server または IBM WebSphere Application Server を使用)」

Portal Server がすでにインストールされ、Application Server を使用している。 

Web コンテナ配備情報 

Access Manager 情報 

ゲートウェイ情報 

Sun Java System Application Server 情報 

「複数セッションインストール (Sun Java System Application Server または BEA WebLogic を使用)」

Portal Server がすでにインストールされ、BEA WebLogic を使用している。 

Web コンテナ配備情報 

ゲートウェイ情報 

Access Manager 情報 

BEA WebLogic 情報 

「複数セッションインストール (Sun Java System Application Server または BEA WebLogic を使用)」

単一セッションインストール

Portal Server Secure Remote Access コアと Portal Server を単一のセッションでインストールする場合は、Portal Server Secure Remote Access ゲートウェイに関する情報を指定する必要があります。インストーラは、Portal Server Secure Remote Access のその他の設定情報を Portal Server の設定情報から取得します。

この節では、Portal Server Secure Remote Access コアのインストール時にインストーラが要求するゲートウェイに関する情報を示します。

表 1–38 Portal Server Secure Remote Access コアのインストール時に必要となるゲートウェイに関する設定情報

ラベルと状態ファイルのパラメータ 

説明 

ゲートウェイプロトコル 

SRA_GATEWAY_PROTOCOL

Portal Server との通信時にゲートウェイが使用するプロトコル。セキュリティー保護されたポートでは、HTTPS プロトコルが使用されます。セキュリティー保護されていないポートでは、HTTP が使用されます。 

状態ファイルで、セキュリティー保護されたポートの場合は https を、セキュリティー保護されていないポートの場合は http を指定します。デフォルト値は https です。

Portal Server ドメイン 

SRA_SERVER_DOMAIN

Portal Server のドメイン名。 

たとえば、完全修飾ドメイン名が siroe.subdomain1.example.com の場合、subdomain1.example.com を入力します。

ゲートウェイドメイン 

SRA_GATEWAY_DOMAIN

ゲートウェイコンポーネントのドメイン名。 

たとえば、Portal Server ホストの完全修飾ドメイン名が siroe.subdomain1.example.com の場合、subdomain1.example.com を入力します。

ゲートウェイポート 

SRA_GATEWAY_PORT

ゲートウェイホストの待機ポート。 

デフォルト値は 443 です。

ゲートウェイプロファイル名 

SRA_GATEWAY_PROFILE

リスナポート、SSL オプション、プロキシオプションなどのゲートウェイ設定情報を含むプロファイル。 

デフォルト値は default です。

ログのユーザーパスワード 

SRA_LOG_USER_PASSWORD

ルート以外のアクセス権を持つ管理者がゲートウェイログファイルにアクセスするためのパスワード。 

複数セッションインストール (Sun Java System Web Server または IBM WebSphere Application Server を使用)

ここでは、次の条件が満たされるホストに Portal Server Secure Remote Access をインストールするときに必要となる情報について説明します。

このケースでは、次の情報を指定する必要があります。

次の表は、Web コンテナについて指定が必要な情報を示しています。

表 1–39 Portal Server Secure Remote Access コアのインストール時に必要となる Web コンテナ配備に関する設定情報

ラベルと状態ファイルのパラメータ 

説明 

配備 URI 

SRA_DEPLOY_URI

Portal Server の配備に使用する URI (Uniform Resource Identifier)。 

配備 URI の値は、先頭がスラッシュであり、かつそれ以外のスラッシュを含んでいてはなりません。 

デフォルト値は /portal です。

次の表に、Access Manager について指定が必要な情報を示します。

表 1–40 Portal Server Secure Remote Access コアのインストール時に必要となる Access Manager に関する設定情報

ラベルと状態ファイルのパラメータ 

説明 

ディレクトリマネージャー DN 

USER_DIR_ADM_USER

Directory Server への無制限のアクセス権を持つユーザーの DN。 

デフォルト値は cn=Directory Manager です。

状態ファイルでは、このパラメータはデフォルト値を持ちません。 この値は、USE_EXISTING_USER_DIR1 に設定した場合にだけ指定が必要となります。

ディレクトリマネージャーパスワード 

USER_DIR_ADM_PASSWD

ディレクトリマネージャーのパスワード。 

状態ファイルでは、このパラメータはデフォルト値を持ちません。 この値は、USE_EXISTING_USER_DIR1 に設定した場合にだけ指定が必要となります。

複数セッションインストール (Sun Java System Application Server または BEA WebLogic を使用)

ここでは、次の条件が満たされるホストに Portal Server Secure Remote Access をインストールするときに必要となる情報について説明します。

表 1–41 Portal Server Secure Remote Access コアのインストール時に必要となる Web コンテナ配備に関する設定情報

ラベルと状態ファイルのパラメータ 

説明 

配備 URI 

SRA_DEPLOY_URI

Portal Server の配備に使用する URI (Uniform Resource Identifier)。 

配備 URI の値は、先頭がスラッシュであり、かつそれ以外のスラッシュを含んでいてはなりません。 

デフォルト値は /portal です。

次の表は、Access Manager について指定が必要な情報を示しています。

表 1–42 Portal Server Secure Remote Access コアのインストール時に必要となる Access Manager に関する設定情報

ラベルと状態ファイルのパラメータ 

説明 

ディレクトリマネージャー DN 

USER_DIR_ADM_USER

Directory Server への無制限のアクセス権を持つユーザーの DN。 

デフォルト値は cn=Directory Manager です。

状態ファイルでは、このパラメータはデフォルト値を持ちません。 この値は、USE_EXISTING_USER_DIR1 に設定した場合にだけ指定が必要となります。

ディレクトリマネージャーパスワード 

USER_DIR_ADM_PASSWD

ディレクトリマネージャーのパスワード。 

状態ファイルでは、このパラメータはデフォルト値を持ちません。 この値は、USE_EXISTING_USER_DIR1 に設定した場合にだけ指定が必要となります。

次の表は、Sun Java System Application Server または BEA WebLogic Server について指定が必要な情報を示しています。

表 1–43 Portal Server Secure Remote Access コアのインストール時に必要となる Sun Java System Application Server または BEA WebLogic Server に関する設定情報

ラベルと状態ファイルのパラメータ 

説明 

管理者のユーザーパスワード 

PS_DEPLOY_ADMIN_PASSWORD

Portal Server が Application Server または BEA WebLogic に管理者としてアクセスするためのパスワード。