アプリケーション評価により入手したデータを使用して各アプリケーションを検証し、スケーラブルな承認モデルを決定します。通常、最善の方法は、複数のアプリケーションにわたって使用する共通のグループやロールを見つけることです。これらのグループやロールが、組織内の機能ロールにマッピングされていると理想的です。また、これらのグループやロールのソース (メンバーシップデータの存在位置およびそのモデリング方法) を判別する必要もあります。たとえば、データは Sun Java System Directory Server 内に存在する可能性があります。
存在しない場合は、カスタムプラグインが必要になる場合があります。堅牢なグループモデルが存在する場合、最初に、各アプリケーションを既存のグループまたはロールに関連付けてください。存在しない場合は、最初にロールまたはグループメカニズムを計画し、機能的観点からユーザータイプ間の共通の関係を見つけてから、特定のアプリケーションにとりかかります。作業の完了時点で、以下のものが入手できます。
既存のグループおよびロールの明確なマッピング
データの存在する位置、その品質と管理に関する権限を持つ人物に関する明確な理解
配備を促進したり、配備のコストや複雑性を低減したりするために作成する必要のある新しいグループまたはロールについての明確な理解
既存および将来のグループメカニズムの、分類されたアプリケーションへのマッピング
特定のグループやロールへのアクセスを可能にするため、アプリケーションが必要とする追加条件に関する注意事項
この基本的なセキュリティーモデル (認証および承認メカニズムとの関連を利用したデータの分類) を使用して、配備を実行するスケジュールをまとめることができます。