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Sun Java System Portal Server Secure Remote Access 6 2005Q4 管理ガイド 

第 4 章
NetFile

この章では、NetFile とその操作について説明します。NetFile の設定については、第 10 章「NetFile の設定」を参照してください。

この章で説明する内容は次のとおりです。


NetFile の概要

NetFile はリモートファイルシステムとリモートディレクトリへのアクセスと操作を可能にする、ファイルマネージャーアプリケーションです。

SRA の NetFile コンポーネントは、Java1 および Java2 アプレットとして使用できます。ブラウザに Java2 プラグインをインストールしていない場合は、Java1 アプレットを使用できます。Java2 アプレットのインタフェースは改善され、より使いやすくなっています。

NetFile の主な機能は次のとおりです。

NetFile の設定については、第 10 章「NetFile の設定」を参照してください。


サポートされるファイルアクセスプロトコル

NetFile では FTP、NFS、および jCIFS (Microsoft Windows) の各プロトコルを使用してリモートシステムにアクセスできます。NetFile には次のファイルアクセスプロトコル機能が含まれています。

  1. NetFile サービスに基づいて NetFile ポリシーを作成し、NetFile へのアクセスを必要とする組織とロールに NetFile ポリシーを割り当てます。
  2. NetFile へのアクセスを必要とする各ユーザーに NetFile を割り当てます。
  3. ポリシーとサービスの作成と割り当ての詳細については、『Access Manager 管理ガイド』を参照してください。


NetFile ロケールの設定

NetFile で使用される言語は、デフォルトでは英語または Web コンテナです。ただし、ユーザーの優先言語は変更できます。Access Manager で、各ユーザーに対して、優先ロケールのカスタマイズまたは強制的な継承のいずれかを行うことができます。この設定の手順については、第 10 章「NetFile の設定」を参照してください。


ローカルホストからファイルを開く場合

HTTP プロトコルを使用している場合、一部のブラウザでは、アプレットでローカルドキュメントを開くことが制限されます。

ローカルファイルを開くことを許可するには
  1. ブラウザがインストールされているディレクトリに移動します。
  2. 該当するプロファイルディレクトリへ移動します。
  3. user.prefs ファイルを修正して、次の値を追加します。
  4. user_pref("security.checkloaduri", false);

NetFile のデバッグの有効化

デバッグ情報の場所は、Portal Server ノードの AMConfig-instance-name.properties ファイルに設定されている com.iplanet.services.debug.directory 属性の値によって異なります。

たとえば、com.iplanet.services.debug.directory 属性に次の値が設定されているとします。

/var/opt/SUNWam/debug/

この場合、NetFile のデバッグ情報は /var/opt/SUNWam/debug ディレクトリの srapNetFile ファイルから取得できます。

詳細については、『Access Manager 管理ガイド』を参照してください。


NetFile のロギングの有効化

NetFile のロギングを有効にするには、Access Manager ロギングサービスを使用するログの場所を指定します。ログファイルの名前は srapNetFile で、このファイルのデフォルトの位置は /var/opt/SUNWam/logs ディレクトリです。



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