Sun N1 Service Provisioning System ユーザーズガイド (Windows 2000 Plug-In 3.0)

COM+ Application コンポーネントタイプ

このタイプのコンポーネントは、COM+ アプリケーションを表します。COM+ アプリケーションは、1 つの単位で扱われます。設定と内容は、グループとしてインストールされます。

COM+ アプリケーションのブラウザ

COM+ アプリケーションをブラウズすると、ターゲットシステム上の COM+ アプリケーションがアルファベット順でブラウザに表示されます。

チェックインする単一の COM+ アプリケーションを選択することができます。COM+ アプリケーションには子がないため、これを拡張することはできません。

エクスポート/内部ファイル形式

COM+ アプリケーションは、COM+ Admin SDK を使用して Microsoft Windows Installer (MSI) ファイルにエクスポートされます。

コンポーネントの比較

COM+ アプリケーションは、MSI ファイルとしてターゲットシステムに再エクスポートされ、アプリケーションのインストールに使用された MSI ファイルと比較されます。ソフトウェアは、差があることのみを示し、差の詳細は示しません。

COM+ アプリケーションのインストール

COM+ アプリケーションのアンインストール

COM+ アプリケーションは、COM+ Admin SDK を使用してアンインストールされます。

エラー状態

表 4–1 COM+ アプリケーションのエラー状態

アクション 

状態 

結果 

インストール 

同じ名前の COM+ アプリケーションがすでに存在しており、それを停止できないか、依存サービスを停止することができない 

インストールに失敗する 

アンインストール 

インストールに使用した MSI ファイルを利用できない 

アンインストールに失敗する 

インストールまたはアンインストール 

リモートエージェントが管理特権を持っていない 

インストールまたはアンインストールに失敗する 

拡張コントロールプロシージャー

表 4–2 COM+ アプリケーション拡張コントロールプロシージャー

名前 

パラメータ 

説明 

startApp

appName – COM+ アプリケーションのフルネーム

サービスとして実行される場合、COM+ アプリケーションを起動する 

stopApp

appName – 停止する COM+ アプリケーションのフルネーム

COM+ アプリケーションとすべての依存サービスを停止する 

stopRouter

なし 

COM+ 経路制御サービスを停止する 

startRouter

なし 

COM+ 経路制御サービスを起動する 

installAsUser

rsrcSrcPath – COM+ アプリケーションの名前

rsrcInstallPath – アプリケーションを表す *.msi ファイルのパス

userID – アプリケーションを実行するユーザー

password – ユーザーのパスワード

特定のユーザーとして実行される COM+ アプリケーションのインストールを可能にする