Windows アプリケーションコンポーネントタイプは、3 タイプあります。
このタイプのコンポーネントは、COM+ アプリケーションを表します。COM+ アプリケーションは、1 つの単位で扱われます。設定と内容は、グループとしてインストールされます。
COM+ アプリケーションをブラウズすると、ターゲットシステム上の COM+ アプリケーションがアルファベット順でブラウザに表示されます。
チェックインする単一の COM+ アプリケーションを選択することができます。COM+ アプリケーションには子がないため、これを拡張することはできません。
COM+ アプリケーションは、COM+ Admin SDK を使用して Microsoft Windows Installer (MSI) ファイルにエクスポートされます。
COM+ アプリケーションは、MSI ファイルとしてターゲットシステムに再エクスポートされ、アプリケーションのインストールに使用された MSI ファイルと比較されます。ソフトウェアは、差があることのみを示し、差の詳細は示しません。
同じ名前の COM+ アプリケーションがターゲットシステムにすでにインストールされており、サービスとして実行されている場合、既存のアプリケーションは、実行されている依存サービスと共に停止します。COM+ アプリケーションはその後、COM+ カタログから削除されます。
新しい COM+ アプリケーションは、COM+ Admin SDK を使用してインストールされます。
COM+ アプリケーションを起動する場合は、startApp 呼び出しステップを使って COM+ アプリケーションを手動で起動する必要があります。
COM+ アプリケーションは、COM+ Admin SDK を使用してアンインストールされます。
アクション |
状態 |
結果 |
---|---|---|
インストール |
同じ名前の COM+ アプリケーションがすでに存在しており、それを停止できないか、依存サービスを停止することができない |
インストールに失敗する |
アンインストール |
インストールに使用した MSI ファイルを利用できない |
アンインストールに失敗する |
インストールまたはアンインストール |
リモートエージェントが管理特権を持っていない |
インストールまたはアンインストールに失敗する |
名前 |
パラメータ |
説明 |
---|---|---|
startApp |
appName – COM+ アプリケーションのフルネーム |
サービスとして実行される場合、COM+ アプリケーションを起動する |
stopApp |
appName – 停止する COM+ アプリケーションのフルネーム |
COM+ アプリケーションとすべての依存サービスを停止する |
stopRouter |
なし |
COM+ 経路制御サービスを停止する |
startRouter |
なし |
COM+ 経路制御サービスを起動する |
installAsUser |
rsrcSrcPath – COM+ アプリケーションの名前 rsrcInstallPath – アプリケーションを表す *.msi ファイルのパス userID – アプリケーションを実行するユーザー password – ユーザーのパスワード |
特定のユーザーとして実行される COM+ アプリケーションのインストールを可能にする |
このコンポーネントタイプは、COM ファイルを表します。
このコンポーネントタイプ用のファイルを選択するには、ファイルブラウザから *.ocx または *.dll ファイルを選択します。
COM コンポーネントは、バイナリファイルで、インストール時に使用されたファイルと比較されます。ソフトウェアは差があることのみを示し、差の詳細は示しません。
次のコマンド行を使用して、Regsvr32 ユーティリティを呼び出し、DLL に COM コンポーネントを登録します。
regsvr32.exe /s file path |
次のコマンド行を使用して、Regsvr32 ユーティリティを呼び出し、DLL の COM コンポーネントを登録解除します。
regsvr32.exe /s /u <file path> |
DLL が登録解除されたあと、ターゲットシステムから削除されます。
アクション |
状態 |
結果 |
---|---|---|
インストール |
指定した .dll または .ocx ファイルに COM コンポーネントが含まれていない |
インストールに失敗する |
アンインストール |
指定した .dll または.ocx ファイルに COM コンポーネントが含まれていない |
アンインストールに失敗する |
このタイプのコンポーネントとして、Microsoft Installer (MSI) ファイルが含まれます。
このコンポーネントタイプ用のファイルを選択するには、ファイルブラウザから *.msi ファイルを選択します。
Microsoft Windows インストーラサービスを MSI ファイルで呼び出して、ターゲットシステムにインポートするには、次のコマンドを使用します。
misexec /qn /i file path |
Microsoft Windows インストーラサービスを、インストール時に使用した MSI ファイルで呼び出して、パッケージをアンインストールするには、次のコマンドを使用します。
msiexec /qn /x file path |
msiexec の実行が完了したあと、MSI ファイルは削除されます。
アクション |
状態 |
結果 |
---|---|---|
インストール |
指定の *.msi ファイルは、正しい Microsoft Windows インストーラファイルではない |
インストールに失敗する |
インストール |
エージェントは、インストールを実行するための正しいアクセス許可を持っていない |
インストールに失敗する |
アンインストール |
パッケージはすでにアンインストールされている |
アンインストールに失敗する |