SingleInst コンポーネントは、シングルノード Oracle データベースソフトウェア用のファイルをカプセル化し、配備します。
Oracle データベースインスタンスをインストールしたり、データベースを作成する前に、セッション変数 sysPass を設定する必要があります。この変数は、データベースユーザー SYS や SYSTEM のデフォルトパスワードとなります。
ここで定義するパスワードは、SQL*Plus の実行に使用するパスワードでもあります。
N1 SPS ブラウザインタフェースからセッション変数を設定する場合は、次のようにします。
N1 SPS ブラウザインタフェースのウィンドウ最上部にある「Session Variables」をクリックします。
「Session Variable」フィールドに sysPass と入力します。
「Password」列のボックスにチェックを入れます。
「Value」フィールドに、データベースユーザー SYS と SYSTEM に使用するパスワードを入力します。
パスワードは入力と同時に暗号化されます。
「Action」列の「Create」をクリックします。
パスワードの入力を求められたら、適切な N1 SPS のパスワードを指定します。
Oracle Database 10g ソフトウェアをプロビジョニングする前に、次の作業を実行する必要があります。
Solaris 8 または 9 OS を実行しているリモートエージェントに Oracle ソフトウェアをプロビジョニングするには、リモートエージェントに Xvfb フレームバッファーのバイナリをインストールする必要があります。詳細については、「Oracle データベースソフトウェアを実行するための Solaris リモートエージェントの準備」を参照してください。
Oracle Database 10g ソフトウェアにパッチを適用する場合は、データベースの作成前に適用する必要があります。Oracle 10g データベースプラグインがインストールされた Oracle Database 10g ソフトウェアには、パッチを適用できません。
N1 SPS ブラウザインタフェースの「Common Tasks」セクションで Oracle Database 10g を選択します。
「Oracle Database 10g Common Tasks」ページで「Install」をクリックします。
「Plans Details」ページで「Run」をクリックします。
Oracle サポートスクリプト用に使用する変数を選択します。
Oracle 10g データベースプラグインの初回インストール時には、default 以外の変数セットを作成する必要があります。
既存の変数セットを使用する場合は、「Plan Parameters」テーブルの OraSpt コンポーネント行にあるドロップダウンメニューから名前を選択します。
新しい変数セットを作成する場合は、「Plan Parameters」テーブルの OraSpt コンポーネント行にある「Select from List」をクリックします。
「Create Set」をクリックします。
「Set Name」フィールドに変数セットの名前を入力します。
installPath 用のフィールドに、サポートスクリプトをインストールする場所を示すフルパスを入力します。
たとえば /var/tmp/Ora_Spt と入力します。
installPath 変数の値は、/opt などの絶対パスを指定しないかぎり、デフォルトのリモートエージェントディレクトリの相対パスとして扱われます。たとえば、Solaris リモートエージェントで installPath 変数を opt に設定し、デフォルトのホームディレクトリ /opt/SUNWn1sps/agent でエージェントにファイルを配備すると、ファイルは /opt/SUNWn1sps/agent/opt/ に配備されます。
installerHome 用のフィールドに、Oracle ソフトウェアファイルの場所を示すフルパスを入力します。
たとえば /mnt/Ora10gR1 と入力します。
このパスは CD 、または適切なファイルが格納されているほかの場所を示すことができます。Oracle 10g の場合、installerHome 変数はソフトウェア CD の最上位ディレクトリを示します。このディレクトリは、Disk1 ディレクトリの上に位置する親ディレクトリです。
シングルインスタンスサポートファイルに対して、racInstall フィールドが FALSE に設定されているか確認します。
変数セットを保存します。
「Plan Parameters」テーブルの OraSpt コンポーネント行にあるドロップダウンメニューから、上で保存した変数セットを選択します。
シングルインスタンスソフトウェア用に使用する変数を選択します。
既存の変数セットを使用する場合は、「Plan Parameters」テーブルの SingleInst コンポーネント行にあるドロップダウンメニューから名前を選択します。
新しい変数セットを作成する場合は、「Plan Parameters」テーブルの SingleInst コンポーネント行にある「Select from List」をクリックします。
「Create Set」をクリックします。
変数セットの名前を入力します。
installPath 用のフィールドに、Oracle サイレント応答ファイルを格納する場所を示すフルパスを入力します。
たとえば /var/tmp/Oracle10g と入力します。
installPath 変数の値は、/opt などの絶対パスを指定しないかぎり、デフォルトのリモートエージェントディレクトリの相対パスとして扱われます。たとえば、Solaris リモートエージェントで installPath 変数を opt に設定し、デフォルトのホームディレクトリ /opt/SUNWn1sps/agent でエージェントにファイルを配備すると、ファイルは /opt/SUNWn1sps/agent/opt/ に配備されます。
ORACLE_HOME_NAME 用のデフォルト値が使用されるコンポーネントがこのホスト上にすでに存在する場合は、変数 ORACLE_HOME_NAME の値を定義します。
同じ物理ホストにインストールされている 2 つのコンポーネントが同じ ORACLE_HOME_NAME をもつことはできません。
installerHome 用のフィールドに、Oracle ソフトウェアファイルの場所を示すフルパスを入力します。
たとえば /mnt/Ora10gR1 と入力します。
このパスは CD 、または適切なファイルが格納されているほかの場所を示すことができます。installerHome 変数はソフトウェアの最上位ディレクトリを示します。このディレクトリは、Disk1 ディレクトリの上に位置する親ディレクトリです。
ORACLE_BASE 用のフィールドに、Oracle ソフトウェアをインストールするルートディレクトリへのパスを入力します。
たとえば /opt/app/oracle と入力します。
このホストで Oracle リスナーを実行する場合は、crListener の値を TRUE に設定します。
1 つの物理ホストでは 1 つの Oracle リスナーだけを実行することをお勧めします。
softGroup 変数と dbaGroup 変数が正しいか確認します。
oraPrflFile が正しく設定されていることを確認します。
Solaris システムに Oracle 10g データベースをインストールする場合は、oraPrflFile 変数を profile に設定します。
Linux システムに Oracle 10g データベースをインストールする場合は、oraPrflFile 変数を bash_profile に設定します
oraPrflFile 変数の場合、環境ファイルは Bourne シェル、Korn シェル、または bash のプロファイルでなければなりません。C シェルはサポートされていません。
TOPLEVEL_COMPONENT 変数が、インストールする Oracle のバージョンと完全に一致しているか確認します。
たとえば、10.1.0.3.0 をインストールする場合には、TOPLEVEL_COMPONENT 変数の値をデフォルトの 10.1.0.2.0 から 10.1.0.3.0 に変更する必要があります。
必要に応じてほかの変数を変更します。
変数セットを保存します。
「Plan Parameters」テーブルの SingleInst コンポーネント行にあるドロップダウンメニューから、上で保存した変数セットを選択します。
ターゲットホストを選択するには、「Plans Details Run」ページの「Target Host」フィールドの次にある「Select from List」をクリックします。
このプラグインではこのコンポーネントをホストセットにインストールできますが、ホストセットは、シングルインスタンスインストールよりも RAC インストールの場合の方が意味があるといえます。
必要に応じて、「Limit Overall Running Time of Plan」および「Limit Running Time of Native Calls」フィールドの値を修正します。
デフォルトでは、プランのタイムアウト値が 30 分に設定されています。古いハードウェア上でプランを実行している場合などは、プランが完了するまでに 30 分以上必要になることもあります。タイムアウト値を増やすには、「Limit Overall Running Time of Plan」および「Limit Running Time of Native Calls」フィールドの値を増やします。
ソフトウェアをインストールするには、「Run Plan (includes preflight)」をクリックします。
Oracle Database 9i ソフトウェアをプロビジョニングする前に、次の作業を実行する必要があります。
Solaris 8 または 9 OS を実行しているリモートエージェントに Oracle ソフトウェアをプロビジョニングするには、リモートエージェントに Xvfb フレームバッファーのバイナリをインストールする必要があります。詳細については、「Oracle データベースソフトウェアを実行するための Solaris リモートエージェントの準備」を参照してください。
Oracle Database 9i ソフトウェアにパッチを適用する場合は、データベースの作成前に適用する必要があります。Oracle 9i データベースプラグインのインストールされた Oracle Database 9i ソフトウェアには、パッチを適用できません。
N1 SPS ブラウザインタフェースの「Common Tasks」セクションで Oracle Database 9i を選択します。
「Oracle Database 9i Common Tasks」ページで「Install」をクリックします。
「Plans Details」ページで「Run」をクリックします。
Oracle サポートスクリプト用に使用する変数を選択します。
Oracle 9i データベースプラグインの初回インストール時には、default 以外の変数セットを作成する必要があります。
既存の変数セットを使用する場合は、「Plan Parameters」テーブルの OraSpt コンポーネント行にあるドロップダウンメニューから名前を選択します。
新しい変数セットを作成する場合は、「Plan Parameters」テーブルの OraSpt コンポーネント行にある「Select from List」をクリックします。
「Create Set」をクリックします。
変数セットの名前を入力します。
installPath 用のフィールドに、サポートスクリプトをインストールする場所を示すフルパスを入力します。
たとえば /var/tmp/Ora_Spt と入力します。
installPath 変数の値は、/opt などの絶対パスを指定しないかぎり、デフォルトのリモートエージェントディレクトリの相対パスとして扱われます。たとえば、Solaris リモートエージェントで installPath 変数を opt に設定し、デフォルトのホームディレクトリ /opt/SUNWn1sps/agent でエージェントにファイルを配備すると、ファイルは /opt/SUNWn1sps/agent/opt/ に配備されます。
installerHome 用のフィールドに、Oracle ソフトウェアファイルの場所を示すフルパスを入力します。
たとえば /mnt/Ora9iR2/3006854 と入力します。
installerHome 変数はソフトウェアの最上位ディレクトリを示します。このディレクトリは、Disk1 ディレクトリの上に位置する親ディレクトリです。Redhat Linux AS 3.0 用の Oracle 9i では、installerHome 変数は Oracle Patch No. 3006854 の格納されたディレクトリを指します。
Oracle データベースプラグインは、インストール処理時の CD の入れ替えをサポートしていません。Oracle 9i は物理的に CD が 3 枚あるため、各 CD をそれぞれ 1 つの場所の Disk1、 Disk2、Disk3 サブディレクトリにコピーし、すべての情報にアクセスできるようにする必要があります。
Linux 上で Oracle 9i を実行する場合は、oracleRel 変数に 9iR2 を設定します。
シングルインスタンスサポートファイルに対して、racInstall フィールドが FALSE に設定されているか確認します。
Oracle データベースプラグインのこのリリースは、シングルインスタンス環境の Oracle データベースソフトウェアだけをサポートしています。Oracle RAC (Real Application Clusters) のサポートは含まれていません。したがって、racInstall 変数の値は FALSE のままでなければなりません。
変数セットを保存します。
「Plan Parameters」テーブルの OraSpt コンポーネント行にあるドロップダウンメニューから、上で保存した変数セットを選択します。
シングルインスタンスソフトウェア用に使用する変数を選択します。
既存の変数セットを使用する場合は、「Plan Parameters」テーブルの SingleInst コンポーネント行にあるドロップダウンメニューから名前を選択します。
新しい変数セットを作成する場合は、「Plan Parameters」テーブルの SingleInst コンポーネント行にある「Select from List」をクリックします。
「Create Set」をクリックします。
変数セットの名前を入力します。
installPath 用のフィールドに、Oracle サイレント応答ファイルを格納する場所を示すフルパスを入力します。
たとえば /var/tmp/Oracle9iR2 と入力します。
installPath 変数の値は、/opt などの絶対パスを指定しないかぎり、デフォルトのリモートエージェントディレクトリの相対パスとして扱われます。たとえば、Linux リモートエージェントで installPath 変数を opt に設定し、デフォルトのホームディレクトリ /opt/SUNWn1sps/agent でエージェントにファイルを配備すると、ファイルは /opt/SUNWn1sps/agent/opt/ に配備されます。
ORACLE_HOME_NAME 用のデフォルト値が使用されるコンポーネントがこのホスト上にすでに存在する場合は、変数 ORACLE_HOME_NAME の値を定義します。
同じ物理ホストにインストールされている 2 つのコンポーネントが同じ ORACLE_HOME_NAME をもつことはできません。
installerHome 用のフィールドに、Oracle ソフトウェアファイルの場所を示すフルパスを入力します。
たとえば /mnt/Ora9iR2 と入力します。
installerHome 変数はソフトウェアの最上位ディレクトリを示します。このディレクトリは、Disk1 ディレクトリの上に位置する親ディレクトリです。
ORACLE_BASE 用のフィールドに、Oracle ソフトウェアをインストールするルートディレクトリへのパスを入力します。
次に例を示します。 /opt/app/oracle9
このホストで Oracle リスナーを実行する場合は、crListener の値を TRUE に設定します。
1 つの物理ホストでは 1 つの Oracle リスナーだけを実行することをお勧めします。
softGroup 変数と dbaGroup 変数が正しいか確認します。
oraPrflFile が正しく設定されていることを確認します。
Solaris システムに Oracle 10g データベースをインストールする場合は、oraPrflFile 変数を profile に設定します。
Linux システムに Oracle 10g データベースをインストールする場合は、oraPrflFile 変数を bash_profile に設定します
oraPrflFile 変数の場合、環境ファイルは Bourne シェル、Korn シェル、または bash のプロファイルでなければなりません。C シェルはサポートされていません。
TOPLEVEL_COMPONENT 変数が、インストールする Oracle のバージョンと完全に一致しているか確認します。
FROM_LOCATION_CD_LABEL 変数が、インストールする Oracle ソフトウェアのディスクラベルと完全に一致しているか確認します。
必要に応じてほかの変数を変更します。
変数セットを保存します。
「Plan Parameters」テーブルの SingleInst コンポーネント行にあるドロップダウンメニューから、上で保存した変数セットを選択します。
ターゲットホストを選択するには、「Plans Details Run」ページの「Target Host」フィールドの次にある「Select from List」をクリックします。
このプラグインではこのコンポーネントをホストセットにインストールできますが、ホストセットは、シングルインスタンスインストールよりも RAC インストールの場合の方が意味があるといえます。
必要に応じて、「Limit Overall Running Time of Plan」および「Limit Running Time of Native Calls」フィールドの値を修正します。
デフォルトでは、プランのタイムアウト値が 30 分に設定されています。古いハードウェア上でプランを実行している場合などは、プランが完了するまでに 30 分以上必要になることもあります。タイムアウト値を増加するには、「Limit Overall Running Time of Plan」および「Limit Running Time of Native Calls」フィールドの値を増加します。
ソフトウェアをインストールするには、「Run Plan (includes preflight)」をクリックします。
N1 SPS ブラウザインタフェースの「Common Tasks」セクションで Oracle Database 10g を選択します。
「Oracle Database 10g Common Tasks」ページで「Uninstall」をクリックします。
「Plan Details」ページで「run」ボタンをクリックします。
ホストを選択します。
「Cleanup Users, Install File and Start Scripts」チェックボックスを選択します。
Linux アンインストール用の「Cleanup Users, Install File and Start Scripts」チェックボックスが選択されていない場合、あとでデータベースをインストールするときに失敗する場合があります。「Cleanup Users, Install File and Start Scripts」と「markOnly Uninstallation」の両方のチェックボックスを選択した場合は、「markOnly Uninstallation」が優先され、クリーンアップ動作は行われません。
「Run Plan (includes preflight)」をクリックします。
N1 SPS ブラウザインタフェースの「Common Tasks」セクションで Oracle Database 9i を選択します。
「Oracle Database 9i Common Tasks」ページで「Uninstall」をクリックします。
「plans」、「details」ページの順に選択し、「run」ボタンをクリックします。
ホストを選択します。
「Cleanup Users, Install File and Start Scripts」チェックボックスを選択します。
Linux アンインストール用の「Cleanup Users, Install File and Start Scripts」チェックボックスが選択されていない場合、あとでデータベースをインストールするときに失敗する場合があります。「Cleanup Users, Install File and Start Scripts」と「markOnly Uninstallation」の両方のチェックボックスを選択した場合は、「markOnly Uninstallation」が優先され、クリーンアップ動作は行われません。
「Run Plan (includes preflight)」をクリックします。