Capacity on Demand デーモンがライセンス違反を検出した場合、警告メッセージを出力し、その内容を次のものに送信します。
SSP のプラットフォームメッセージファイル ($SSPLOGGER/messages) 。
SSP の (/var/adm/messages) 。
Capacity on Demand のセキュアログファイル ($SSPLOGGER/cod.log) 。
電子メールメッセージにより ssp ユーザーおよび cod_resource ファイルの LicenseNotifyList リソースで指定されたすべてのユーザー (詳細は、「Capacity on Demand リソースの構成」 または cod_resource(4) のマニュアルページを参照してください) 。
SSP にログインしている全ユーザー (wall(1M) コマンドを使用して配信される) 。
SSP 上の/etc/motd ファイル (/etc/motd ファイル中の違反メッセージは、テキストエディタなどで削除できます) 。
ssp に送付されたメールは、よく確認してください。削除には特に注意が必要です。電子メールに書かれたライセンス違反のメッセージは蓄積できます。
Capacity on Demand デーモンは、使用中のプロセッサー数がライセンスされているプロセッサー数と同じかそれ以下になるまで、定期的に警告メッセージを発し続けます。
次の種類のメッセージは、codd(1M) デーモンにより SSP プラットフォームメッセージログに記録されます。
Capacity on Demand デーモンが起動時に表示するプロセス ID と一次ホスト ID の例。
Aug 16 11:52:36 xf4-ssp syslog: codd [allxf4]: WARNING: codd.c,1505: SSP codd started, pid 29701; platform hostid a65ff7
1005: Aug 16 11:52:41 xf4-ssp syslog: codd [allxf4]: ERR: codd.c, 461: STARFIRE COD LICENSE_VIOLATION: 8 of 33 processors in use, 0 licensed
Aug 17 19:04:59 xf4-ssp syslog: codd [allxf4]: ERR: snmpmgr.c, 2331: read trap_fd 4 failed; returned -1; errno Bad file number
ライセンス違反についての電子メールが ssp ユーザーに送付される場合、次の例のように、メールの サブジェクトには一次ドメインのホスト ID が記述されます。また、メールの本文には、検出されたライセンス違反の内容が記述されます。
Date: Sat, 17 Jul 1999 22:27:20 -0700 (PDT) From: SSP User <ssp@xf8-ssp.West.Sun.COM> Subject: COD License Problem for host: 80a65123 Mime-Version: 1.0 To: undisclosed-recipients:; 1005: STARFIRE COD LICENSE_VIOLATION: 64 of 64 processors in use, 21 licensed
Capacity on Demand デーモンは、次のようなライセンス違反メッセージを SSP 日次メッセージファイル (/etc/motd) の末尾に追加します。
1001: Thu Aug 19 14:43:10 1999 STARFIRE COD LICENSE VIOLATION: Modified key encountered: Line void: INCREMENT StarfireProc1_1_0 sunwlicd 1.000 01-jan-0 21 9BDAB0F1A675DF98CB3F 0 HOSTID=80a65f04
ライセンス違反を検出すると、Capacity on Demand デーモンは wall(1M) コマンドを使用して、SSP にログインしている全ユーザーに次のようなメッセージを送ります。
1001: STARFIRE COD LICENSE VIOLATION: Modified key encountered: Line void: INCREMENT StarfireProc1_1_0 sunwlicd 1.000 01-jan-0 21 9BDAB0F1A675DF98CB3F 0 HOSTID=80a65f04 |