以下の表は、共通デスクトップ環境 (CDE) のユーザーに関連したマニュアルを示しています。また、CDE でプログラミング作業を行うソフトウェア開発者を対象としたマニュアルも示しています。表のタイトルは、 Solaris 9 マニュアルセットのマニュアルが入っているコレクションの名前を示します。
表 3–14 Solaris 9 Common Desktop Environment Developer Collection - Japanese
マニュアル |
説明 |
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アプリケーション・ビルダとその使用方法を紹介します。アプリケーション・ビルダは、アプリケーションを開発する対話型ツールです。このツールを使うと、アプリケーション用のグラフィカルユーザーインタフェース (GUI) の構築や CDE のデスクトップサービスの取り込みが簡単に行えます。取り込み可能な CDE デスクトップサービスには、ヘルプシステム、ToolTalk メッセージング、ドラッグ&ドロップ、セッションマネージャなどが含まれます。 |
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デスクトップ上の Korn シェルを使用して Motif アプリケーションを作成する方法を説明しています。基本的な dtksh 技術を紹介するとともに、いくつかのサンプルスクリプトも紹介しています。これらのサンプルは、読者が dtksh の機能について徐々に理解できるように簡単なものから順に示されています。このマニュアルには、dtksh および dtksh の構文でサポートされるコマンドの一覧も示されています。 |
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CDE のアプリケーションソフトウェアについてのオンラインヘルプを開発する方法について説明しています。ヘルプ項目の作成方法、およびヘルプ作成者とアプリケーション開発者が共同でオンラインヘルプを Motif アプリケーションに統合する方法についても記述しています。ヘルプ作成者には、異なるテキストスタイル、グラフィック、およびハイパーリンクを備えるオンラインヘルプを作成または確認する手順の手引きになります。また、アプリケーション開発者向けに、アプリケーションからヘルプ項目を呼び出せるヘルプシステム・アプリケーションプログラミングインタフェースについても解説しています。この中で、ヘルプダイアログウィジェット、ヘルプ要求に対する応答、ハイパーリンクデータのナビゲーションなどについて説明しています。 |
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アプリケーションを国際化するための情報を提供しています。アプリケーションの国際化によって、ローカリゼーションが実現し、統一したユーザーインタフェースでさまざまな言語や文化的慣例をサポートできるようになります。このマニュアルでは、国際的なディストリビューションを前提としたアプリケーションの記述方法について、開発者向けにガイドラインやヒントを提供しています。また、デスクトップのさまざまな内容にかかわる多国語化作業の概要や、さらに詳しいマニュアルへの参照も記載しています。 |
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CDE のあらゆるユーザーが情報ソースおよびリファレンスベースとして参照できる用語集であり、CDE で使用される用語が網羅されています。用語集の定義には、対象とする読者や用語の起源に関する情報が含まれることがあります。また、必要に応じて、グラフィカルユーザーインタフェース (GUI) で使われる用語に対応する CDE コンポーネント名も紹介しています。「Do not use 」とマークされた用語には、ほかの適切な語を示します。 |
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CDE 開発環境に関する高度な内容の情報と開発者向けマニュアルセットについて説明しています。また、CDE デスクトップ全体のアーキテクチャの概要も入っています。 |
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アプリケーションを設計する上でのスタイルガイドライン、および CDE のアプリケーションレベルでの認証に必要な項目のリストを示します。また、機能や動作に整合性のあるアプリケーションを開発する上でアプリケーション設計者に参考となる情報がまとめられています。デフォルトとして、英語ロケールの環境下にあるアプリケーションの言語環境を左から右に設計していくことを想定したチェックリストを記述しています。これらのスタイル要件は、Motif Version 2.1 の要件と Solaris CDE に特有な追加要件項目から構成されます。Solaris 9 は Open Group の CDE 2.1 標準の日付を早めていますが、追加のスタイル条件については Open Group によって発行されるスタイルガイドのセットを参照してください。 |
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ルーチンとして提供される ToolTalk コンポーネント、コマンド、エラーメッセージについて説明しています。これらを利用して、Media Exchange および Desktop Services メッセージセットの規約にアプリケーションを適合させることができます。このマニュアルは、ToolTalk サービスを使用して CDE 内のほかのアプリケーションとのやり取りを行うアプリケーションの作成または管理を行う開発者を対象としています。 |
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Sun Motif の開発者に関係した情報がまとめられています。既存の OPEN LOOK および Motif アプリケーションを OpenWindows や Solaris CDE のデスクトップで実行する方法や、OPEN LOOK や Motif アプリケーションを Solaris CDE 環境に移植する方法などが紹介されています。このマニュアルは、OPEN LOOK または Motif のプログラミング知識があることを前提にしています。 |
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このマニュアルは、既存のアプリケーションを CDE へ統合したり、CDE の機能を使用する新しいアプリケーションの開発を行なったりするプログラマを対象としています。またこのマニュアルは、CDE 開発環境についても説明しており、読者に Motif、X、UNIX、または C のプログラミング知識があることを想定しています。 |
表 3–15 Solaris 9 User Collection - Japanese
マニュアル |
説明 |
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Solaris 共通デスクトップ環境 (CDE) の外観や動作のカスタマイズに必要な高度な作業について取り上げています。システムの初期設定、ログイン、セッション開始のカスタマイズ、アプリケーションの追加、アプリケーションおよびそのデータに対するインタフェースの表示の設定に関する章があります。また、ネットワーク上でのデスクトッププロセス、アプリケーション、データの構成、およびデスクトップサービス (ウィンドウ管理、印刷、カラー、フォントなど) のカスタマイズなどについても説明しています。 |
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このマニュアルでは、共通デスクトップ環境 (CDE) の基本機能について説明しています。また、デスクトップやデスクトップアプリケーションの使用方法についても説明しています。 |
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このマニュアルは、OpenWindows 環境から共通デスクトップ環境 (CDE) へ移行しようとしているユーザーを対象としています。このマニュアルでは、CDE をグラフィカルなオペレーティング環境として説明しており、また OpenWindows と CDE の動作の違いを明確にしています。頻繁に寄せられる質問への回答が、関連項目にまとめてあります。 |