Solaris 9 マニュアルの概要

第 3 章 マニュアルの作業別分類

この章では、Solaris 9 のマニュアルを作業または主題別に示します。マニュアルは、以下の主題別にグループ化されています。

Solaris 9 のマニュアルセットとして入手できるマニュアルは、各コレクション別にグループ化されています。以下の表のタイトルは、各マニュアルのコレクションの名前を示しています。Solaris 9 ソフトウェアメディアキットには、印刷版マニュアルも一部入っています。


注 –

ここで記載されている英語タイトルのマニュアルは日本語版が存在していません。したがって、対応する英語のコレクションだけに含まれています。例:『Application Package Developer's Guide』は Solaris 9 Software Developer Collection - Japanese ではなく Solaris 9 Software Developer Collection に含まれます。


インストール

以下の表は、インストール関連の情報と機能について説明したマニュアルを示しています。表のタイトルは、 Solaris 9 マニュアルセット内の、マニュアルが入ったコレクションの名前を示します。

表 3–1 Solaris 9 About What's New Collection - Japanese

マニュアル 

説明 

Solaris 9 オペレーティング環境の概要

Solaris 9 オペレーティング環境の新機能について詳しく説明しています。各章ではデスクトップユーザー、システム管理者、ソフトウェア開発者用に新機能の概要を説明しています。システム管理の章には Solaris 9 のインストール機能が含まれています。また、JavaTM の新機能の概要も記載されています。

表 3–2 Solaris 9 Release and Installation Collection - Japanese

マニュアル 

説明 

Solaris 9 インストールガイド

ネットワーク化されたシステムとネットワーク化されていないシステムの両方において、Solaris オペレーティング環境をインストールする方法について説明しています。また、Solaris Web Start インストールプログラムと suninstall プログラムを使用してシステムを対話式にインストールする方法についても説明しています。このマニュアルでは、Web Start Flash またはカスタム JumpStartTM 技術を使用して、主に企業ネットワーク環境で任意の数のシステムに対し Solaris の設定や自動化、カスタマイズ、自動インストールを行う方法も示されています。また、オペレーティングシステムの更新のために発生する通常のサービス停止を、Solaris Live Upgrade を使用して大幅に減らす方法についても説明しています。

Solaris 9 パッケージリスト

Solaris オペレーティング環境でインストールされるパッケージのリストが含まれています。また、パッケージの説明および各パッケージがインストールされるソフトウェアグループについても記載しています。 

該当するプラットフォーム用の『Solaris 9 ご使用にあたって

Solaris 9 のマニュアルセットおよび Installation Kiosk で発行されるこれらのマニュアルは、インストールおよび実行時の重要な問題点やバグについて記述しています。また、これらの『ご使用にあたって』では、新機能の説明、廃止されたソフトウェアサポートの説明、マニュアルの記述訂正なども挙げられています。 

最新版は、http://docs.sun.com の『Solaris 9 ご使用にあたって』を参照してください。

表 3–3 Solaris 9 の印刷版マニュアル

マニュアル 

説明 

該当するプラットフォーム用の『Solaris 9 ご使用にあたって

印刷文書として Solaris 9 メディアフォルダに含まれるこのマニュアルは、Solaris 9 オペレーティング環境の重要なインストール上の問題やバグについて説明しています。 

実行時の問題については、該当するプラットフォームの『Solaris 9 ご使用にあたって』を参照してください。また、最新版は、http://docs.sun.com の『Solaris 9 ご使用にあたって』を参照してください。

Solaris 9 Start Here

この冊子には、Solaris オペレーティング環境および関連ソフトウェアをインストールする手順の概要が示されています。 

デスクトップの使用

以下の表は、デスクトップに関連した機能と作業について説明したマニュアルを示しています。これらのマニュアルは、ワークステーションのユーザーに関連のあるもので、CDE (共通デスクトップ環境) ソフトウェアの使用についての説明も含みます。表のタイトルは、 Solaris 9 マニュアルセットのマニュアルが入っているコレクションの名前を示します。

表 3–4 Solaris 9 About What's New Collection - Japanese

マニュアル 

説明 

Solaris 9 オペレーティング環境の概要

Solaris 9 オペレーティング環境の新機能について詳しく説明しています。各章ではデスクトップユーザー、システム管理者、ソフトウェア開発者用に新機能の概要を説明しています。システム管理の章には Solaris 9 のインストール機能が含まれます。また、Java の新機能の概要も記載されています。 

表 3–5 Solaris 9 User Collection - Japanese

マニュアル 

説明 

Solaris ユーザーズガイド (上級編)

このマニュアルは、Solaris オペレーティング環境の上級ユーザーを対象にしています。Solaris のコマンド行インタフェースを使用して以下の作業を行う方法を説明しています。

  • セッションのログインとログアウト

  • コマンドの入力

  • オンラインマニュアルへのアクセス

  • ファイルとディレクトリの操作

  • ファイルシステムの検索

  • プロセスおよびディスク利用の監視

  • vi エディタの使用

  • マニュアルの印刷

  • ネットワークの使用

  • オペレーティング環境のカスタマイズ

  • ショートカットキーの変更

  • ネットワーク化されたアプリケーションの実行

Solaris 共通デスクトップ環境 上級ユーザ及びシステム管理者ガイド

Solaris 共通デスクトップ環境 (CDE) の外観や動作のカスタマイズに必要な高度な作業について取り上げています。システムの初期設定、ログイン、セッション開始などのカスタマイズ、アプリケーションの追加、アプリケーションおよびそのデータに対するインタフェース表示の設定についての章があります。また、ネットワーク上でのデスクトッププロセス、アプリケーション、データの構成、およびデスクトップサービス (ウィンドウ管理、印刷、カラー、フォントなど) のカスタマイズなどについても説明しています。 

Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド

このマニュアルは、共通デスクトップ環境 (CDE) の基本機能について説明しています。また、デスクトップやデスクトップアプリケーションの使用方法についても説明しています。 

Solaris 共通デスクトップ環境への移行

このマニュアルは、OpenWindowsTM 環境から共通デスクトップ環境 (CDE) へ移行しようとしているユーザーを対象としています。このマニュアルでは、CDE をグラフィカルなオペレーティング環境としており、また OpenWindows と CDE の動作の違いを明確にしています。頻繁に寄せられる質問への回答が関連項目にまとめてあります。

日本語環境ユーザーズガイド

Solaris 9 で日本語環境を使用する方法について説明しています。 

日本語入力方式の概要と移行

Solaris 9 日本語環境で使用できる日本語入力方式 (複数言語文字入力、ATOK12、Wnn6) の概要とユーザー登録単語などの移行方法について説明しています。 

Wnn6 ユーザーズガイド

Solaris 9 環境で使用できる日本語入力方式 Wnn6 の操作方法について説明しています。 

Wnn6 上級ユーザーおよびシステム管理者ガイド

Solaris 9 環境で使用できる日本語入力方式 Wnn6 の管理方法と、日本語入力インタフェースの詳細な設定方法について説明しています。 

ATOK12 ユーザーズガイド

Solaris 上での ATOK12 の基本的な操作方法について説明しています。 

日本語入力用図形文字コード表

Solaris 9 の日本語環境で日本語入力方式を使用して、図形文字を入力するためのコードと図形文字の対応、各日本語入力方式のコード入力機能と利用時の注意事項について説明しています。 

システム、ネットワーク、セキュリティ機構の管理

以下の表は、システム管理に関連した機能、手順、SunOS コマンド、セキュリティ機構について説明したマニュアルを示しています。表のタイトルは、 Solaris 9 マニュアルセットのマニュアルが入っているコレクションの名前を示します。

表 3–6 Solaris 9 About What's New Collection - Japanese

マニュアル 

説明 

Solaris 9 オペレーティング環境の概要

Solaris 9 オペレーティング環境の新機能について詳しく説明しています。各章ではデスクトップユーザー、システム管理者、ソフトウェア開発者用に新機能の概要を説明しています。システム管理の章には Solaris 9 のインストール機能が含まれます。また、Java の新機能の概要も記載されています。 

表 3–7 Solaris 9 Release and Installation Collection - Japanese

マニュアル 

説明 

該当するプラットフォーム用の『Solaris 9 ご使用にあたって

Solaris 9 のマニュアルセットおよび Installation Kiosk で発行されるこれらのマニュアルでは、インストールおよび実行時の重要な問題点やバグについて記述しています。また、これらの『ご使用にあたって』では、新機能の説明、廃止されたソフトウェアサポートの説明、マニュアルの記述訂正なども挙げられています。 

最新版は、http://docs.sun.com の『Solaris 9 ご使用にあたって』を参照してください。

表 3–8 Solaris 9 System Administrator Collection - Japanese

マニュアル 

説明 

フォントの管理

OpenWindows 環境でフォントを管理する方法について詳しく説明しています。 

Solaris Java Plug-in ユーザーズガイド

Solaris オペレーティング環境における Java 2 プラットフォームの Java Plug-in コンポーネントについて説明しています。このマニュアルは、アプレット開発者や、Web ページ上でアプレットを管理する Web サイト管理者などに便利です。Java Plug-in コンポーネントは、Netscape NavigatorTM と NetscapeTM Communicator Web ブラウザのためのアドオン製品です。このコンポーネントを使用すると、ブラウザに付属しているデフォルトの Java Runtime Environment ではなく最新バージョンの Java Runtime Environment 上で Java アプレットを実行できます。

Solaris スマートカードの管理

このマニュアルは、セキュリティ保護されたログイン認証を必要とするシステム上でスマートカードを設定する Solaris システム管理者およびネットワーク管理者を対象としています。このリリースで新たに追加されたソフトウェア機能はありませんが、廃止された機能についての記述や不正確な記述がマニュアルから除外されるとともに、バグ修正の反映や説明文の追加などが行われています。 

Solaris カーネルのチューンアップ・リファレンスマニュアル

このマニュアルは、Solaris のチューニング可能パラメータに関する参照情報を記載しています。このマニュアルは、特定の状況においてカーネルのチューニング可能パラメータを変更する可能性のある、習熟した Solaris のシステム管理者を対象としています。 

Solaris ボリュームマネージャの管理

Solaris ボリュームマネージャを使用してディスク記憶装置を管理する方法について説明しています。RAID 0 (連結とストライプ) ボリューム、RAID 1 (ミラー) ボリューム、および RAID 5 ボリュームの作成、変更、使用や、ソフトパーティション、トランザクションロギング用のデバイスなどについて記述しています。 

Solaris WBEM Services の管理

CIM (Common Information Model) の概念や、WBEM (Web-based Enterprise Management) サービスを Solaris 環境で管理する方法について説明しています。 

Solstice Enterprise Agents 1.0 ユーザーズガイド

このマニュアルは、Simple Network Management Protocol (SNMP) を使用して 1 つのデバイス内のさまざまなコンポーネントやアプリケーションを個別に管理するための拡張可能なエージェント技術である、Solstice Enterprise AgentsTM について説明しています。このマニュアルでは、Solstice Enterprise Agents コンポーネントのインストールと構成、マスターエージェントとサブエージェントの呼び出し方法、Desktop Management Interface (DMI) の使用方法などについて説明しています。

Solaris のシステム管理 (基本編)

このマニュアルは、Solaris 9 リリースを実行するシステムの管理者を対象にしています。Solaris システムの管理に関連するさまざまな情報がまとめられています。ユーザーアカウントとユーザーグループの管理、サーバーとクライアントのサポートの管理、システムのシャットダウンと起動、リムーバブルメディアの管理、ソフトウェア (パッケージとパッチ) の管理、ディスクとデバイスの管理、ファイルシステムの管理、データのバックアップと復元などを取り上げています。 

Solaris のシステム管理 (上級編)

このマニュアルは、Solaris 9 リリースを実行するシステムの管理者を対象にしています。Solaris システムの管理に関連するさまざまな情報がまとめられています。印刷サービスの管理、端末とモデムの管理、システムリソース (ディスク割り当て、アカウンティング、crontab など) の管理、システムプロセスの管理、Solaris ソフトウェアのトラブルシューティング (問題解決) などを取り上げています。 

Solaris のシステム管理 (IP サービス)

このマニュアルは、Solaris 9 リリースを実行するシステムの管理者を対象にしています。各種の Internet Protocol (IP) ネットワーク管理サービスを網羅しています。これらのサービスには、TCP/IP ネットワーク、IPv4 および IPv6、DHCP、IP セキュリティ、モバイル IP、IP ネットワークマルチパスなどが含まれます。 

Solaris のシステム管理 (ネーミングとディレクトリサービス : DNS、NIS、LDAP 編)

Solaris オペレーティング環境で現在サポートされているネーミングサービスおよびディレクトリサービスのセットアップと管理について記述しています。DNS、NIS、および LDAP がこのマニュアルに含まれます。 

Solaris のシステム管理 (ネーミングとディレクトリサービス : FNS、NIS+ 編)

Solaris オペレーティング環境で現在サポートされているネーミングサービスおよびディレクトリサービスのセットアップと管理について記述しています。FNS および NIS+ がこのマニュアルに含まれます。 

Solaris のシステム管理 (資源管理とネットワークサービス)

このマニュアルは、Solaris 9 リリースを実行するシステムの管理者を対象にしています。リソース管理、モデム、リモートファイルシステム、メール、SLP、PPP など、Solaris ネットワーク管理に関係したさまざまな情報がまとめられています。 

Solaris のシステム管理 (セキュリティサービス)

このマニュアルは、Solaris 9 リリースを実行するシステムのセキュリティに関連した作業の担当者を対象としています。監査、PAM、RBAC、SEAM、Solaris セキュアシェルなど、Solaris のセキュリティに関連したさまざまな情報がまとめられています。 

表 3–9 Solaris 9 User Collection - Japanese

マニュアル 

説明 

Solaris 共通デスクトップ環境 上級ユーザ及びシステム管理者ガイド

Solaris 共通デスクトップ環境 (CDE) の外観や動作のカスタマイズに必要な高度な作業について取り上げています。システムの初期設定、ログイン、セッション開始のカスタマイズ、アプリケーションの追加、アプリケーションおよびそのデータに対するインタフェースの設定についての章があります。また、ネットワーク上でのデスクトッププロセス、アプリケーション、データの構成、およびデスクトップサービス (ウィンドウ管理、印刷、カラー、フォントなど) のカスタマイズなどについても説明しています。 

表 3–10 iPlanet Directory Server 5.1 Collection - Japanese

マニュアル 

説明 

iPlanet Directory Server 5.1 導入ガイド

ディレクトリの詳細決定者、設計者、管理者などを対象に、iPlanet Directory Server の実装計画に役立つ基礎情報を提供しています。このマニュアルには、スキーマ設計、ディレクトリツリー、トポロジ、複製、セキュリティなど、ディレクトリの設計に関連したさまざまな情報がまとめられています。また、シンプルな導入や、世界各地に分散したユーザーをサポートする複雑な導入などを計画する上で参考となる、サンプルの導入シナリオも紹介しています。 

iPlanet Directory Server 5.1 管理者ガイド

ディレクトリデータベースの構成、移植、複製、アクセス制御、ディレクトリエントリ、インデックス、およびユーザーアカウントの作成と管理、ディレクトリパフォーマンスの監視と調整などに関する実用的な作業説明を記載しています。 

iPlanet Directory Server 5.1 構成、コマンド、およびファイルのリファレンス

管理者や上級ユーザーを対象に、iPlanet Directory Server の構成や、コマンド行ツールによるこのサーバーの管理などに関する詳しい参考情報がまとめられています。 

iPlanet Directory Server 5.1 スキーマリファレンス

iPlanet Directory Server の標準的なユーザーディレクトリスキーマについて説明しています。このマニュアルでは、標準のスキーマで定義されているすべてのオブジェクトクラスと属性、およびサーバー内のオペレーション属性を網羅しています。対象読者として、スキーマの管理や維持を行う管理者を想定しています。 

アプリケーションの開発

以下の表は、ソフトウェア開発に関連した機能と手順について説明したマニュアルを示しています。表のタイトルは、 Solaris 9 マニュアルセットのマニュアルが入っているコレクションの名前を示します。

表 3–11 Solaris 9 About What's New Collection - Japanese

マニュアル 

説明 

Solaris 9 オペレーティング環境の概要

Solaris 9 オペレーティング環境の新機能について詳しく説明しています。各章ではデスクトップユーザー、システム管理者、ソフトウェア開発者用に新機能の概要を説明しています。システム管理の章には Solaris 9 のインストール機能が含まれます。また、Java の新機能の概要も記載されています。 

表 3–12 Solaris 9 Software Developer Collection - Japanese

マニュアル 

説明 

Application Packaging Developer's Guide

パッケージの設計、構築、および検証を行う手順と、これらの作業に関連する情報を提供しています。また、パッケージを作成する際に役立つ高度なテクニックの情報や例も紹介しています。 

Federated Naming Service Programming Guide

複数の独立した命名 (ネーミング) システムを自由に組み合わせて単一のネーミングサービスへと再構成し、単一のシンプルなネーミングシステムインタフェースによって利用できるようにする方法を説明しています。 

GSS-API のプログラミング

開発者向けに、GSS-API (Generic Security Services Application Interface) を使用してネットワークベースのプログラムのセキュリティを向上させる方法を説明しています。GSS-API を利用すると、インストールされたセキュリティメカニズムや、認証、秘匿性、それらのデータ整合性機能などを使用してネットワーク上の伝送を保護する方法が得られます。GSS-API により、プラットフォームやメカニズムに固有のデータ転送プログラムを使用する必要がなくなります。 

国際化対応言語環境の利用ガイド

Solaris 9 オペレーティング環境における国際化機能について説明しています。このマニュアルには、Solaris 8 ソフトウェアを使用して、さまざまな言語や文化習慣をサポートするソフトウェア製品を構築するための重要な情報が入っています。このマニュアルには、Solaris 8 ソフトウェアを使用して、国際市場向けのアプリケーションを作成するための開発者向けのガイドラインが入っています。 

CSI (Codeset Independence)、キーボードサポート、多国語対応の Solaris 製品のローカライズ方法などのコンセプトと共にユーロ (Euro) の説明もなされています。ほかには、ヨーロッパおよびアジアの言語の印刷サポート、Unicode ロケールサポートなどについても取り上げています。 

Java 2 SDK 開発ガイド (Solaris 編)

開発者を対象に、Solaris 9 オペレーティング環境における Java プログラミング言語の使用についての情報を提供しています。このマニュアルでは、Solaris 向け Java 2 プラットフォームにおける新機能と改良された機能の概要と説明を、互換性問題についての注意と共に示しています。 

リンカーとライブラリ

このマニュアルは、Solaris リンカーと実行時リンカーの操作方法や作業対象となるオブジェクトの操作について説明しています。主に、リンカー ld(1)、実行時リンカー ld.so.1(1)、共用オブジェクト (共用ライブラリとも呼ばれる)、および ELF オブジェクトファイル形式について取り上げています。

マルチスレッドのプログラミング

POSIX および Solaris の各スレッド用 API、同期オブジェクトによるプログラミング、マルチスレッドプログラムのコンパイル、およびマルチスレッドプログラム用分析ツールの選び方について説明します。 

このマニュアルは、マルチスレッド化によってプロセスを複数の独立した実行スレッドに分割し、アプリケーションの性能と構造の改善を期待する開発者を対象とします。 

ONC+ 開発ガイド

Sun で開発された ONC+TM 分散サービスについて説明しています。 ONC+ は、さまざまな技術、サービス、およびツールから構成されています。技術としては、次のようなものがあります。

  • TI-RPC (Transport-Independent Remote Procedure Call) は、RPC アプリケーションをトランスポートに依存しないようにするために開発されました。

  • 外部データ表現 (XDR: External Data Representation) はアーキテクチャに依存しないデータ表現の仕様です。

  • NIS+ (Network Information Services Plus) は、Solaris 環境におけるエンタープライズネーミングサービスです。このサービスは、拡張性のあるセキュリティの高い情報基盤を提供します。

プログラミングインタフェース

共有メモリー、トランスポート選択、リアルタイム管理などの領域における Solaris 9 環境に特有のインタフェースについて説明しています。また、API/ABI 準拠に関連したアプリケーション (appcert など) についても説明しています。ネットワークインタフェースのより高度なレベルの説明は、『ONC+ 開発ガイド』を参照してください。

Solaris 64 ビット 開発ガイド

このマニュアルは、主にアプリケーション開発者向けに書かれており、32 ビットまたは 64 ビットのどちらの Solaris アプリケーションプログラミング環境を使用すべきかについて説明します。このマニュアルでは、32 ビットと 64 ビットのアプリケーション環境間の類似点と相違点について説明し、2 つの環境間で移植可能なコードを作成する方法について説明します。また、64 ビットアプリケーションの開発用にオペレーティングシステムが提供しているいくつかのツールについても説明します。 

Solaris DHCP サービス開発ガイド

このマニュアルは、Solaris DHCP サービスの情報を格納するための新しいデータサービスをサポートしたい開発者に必要な情報を提供します。 

Solaris モジューラデバッガ

Solaris オペレーティング環境の汎用デバッギングツールである Solaris モジューラデバッガ (MDB) について説明しています。MDB の主な特長は、その拡張性にあります。このマニュアルでは、複雑なソフトウェアシステムをデバッグする MDB の使用方法について、特に、Solaris カーネル、および関連するデバイスドライバ、モジュールなどをデバッグする場合に使用可能な機能に重点を置いて説明します。さらに、このマニュアルには、MDB 言語構文、デバッガ機能、および MDB モジュールプログラミング API についてのリファレンスと解説も記載されています。 

Solaris WBEM SDK 開発ガイド

このマニュアルは、 Sun WBEM Software Development Kit (SDK) のコンポーネントについて、およびそれらのコンポーネントを使用して WBEM 対応のアプリケーションやプログラムを開発する方法について説明します。 

X Window System 開発ガイド

Solaris X サーバーのアプリケーションを設計するソフトウェア開発者の参考となる詳しい情報を提供しています。このマニュアルでは、Solaris X サーバーの機能、DPS 画像システム、サポートされるディスプレイデバイスなどについて詳細に説明しています。また、サーバー接続用の認証スキーマとプロトコル、X Consortium のサンプルサーバーとの相違点および機能拡張されている点などについても述べられています。 

SPARC Assembly Language Reference Manual

SPARC システムで動作し、アセンブリ言語で書かれたソースファイルをリンク形式のオブジェクトファイルに変換するためのアセンブラについて説明しています。このマニュアルの内容は、Solaris 7 ソフトウェアにもとづいています。 

STREAMS Programming Guide

Solaris 環境の UNIX システム通信サービスの STREAMS 機能について記述しています。このマニュアルでは、アプリケーション開発者を対象として、ストリームの構築、使用、および除去、メッセージング、管理、STREAMS ベースのパイプと名前付きパイプの使用などの情報も記載しています。モジュール開発者やドライバ開発者向けとしては、STREAMS フレームワーク、メッセージング、ドライバ設計、モジュール設計、構成、マルチスレッド化、多重化などについて説明しています。 

ToolTalk ユーザーズガイド

ToolTalkTM サービスについて説明するとともに、ToolTalk メッセージの送受信を行うアプリケーションの変更方法について説明しています。このマニュアルは、ToolTalk サービスを使用してほかのアプリケーションと相互にやりとりするアプリケーションの作成や管理を行う開発者を対象としています。また、ワークステーションの設定を行うシステム管理者にとっても便利です。このマニュアルは、Solaris オペレーティング環境コマンド、システム管理者用コマンド、およびシステム用語に慣れていることを想定しています。

Writing Device Drivers

Solaris オペレーティング環境における文字型デバイス、ブロック型デバイス、SCSI ターゲットおよび HBA デバイス用のデバイスドライバを開発する方法について説明します。このマニュアルでは、Solaris DDI/DKI に準拠するすべてのアーキテクチャ用にマルチスレッド化された再入可能なデバイスドライバを開発する方法について説明します。また、プラットフォームに固有な問題 (エンディアンやデータの順番など) を気にせずにドライバを作成できる、共通ドライバプログラミングアプローチについて説明します。 

さらに、Solaris ドライバの 64 ビット環境への移植、クラスタ対応のドライバ、ドライバの自動構成、プログラミングされた I/O、DMA (Direct Memory Access)、電源管理などについても説明しています。また、デバイスコンテキスト管理、ドライバのコンパイル、インストール、およびテスト、ドライバのデバッグなどについても説明しています。 

表 3–13 Solaris 9 KCMS Collection

マニュアル 

説明 

KCMS Application Developer's Guide

Kodak Color Management SystemTM (KCMSTM) フレームワーク API について説明しています。KCMS フレームワークを使用すると、正確な再現が可能になり、デジタルカラーイメージをデスクトップコンピュータやその周辺機器に出力したときの見栄えが向上します。この API を使用すると、正しく色を変換および操作するアプリケーションを作成できます。

KCMS Calibrator Tool Loadable Interface Guide

動的にロードできるデバイスハンドラモジュール (ICC 形式のファイルを更新するためのカラー補正データを KCMS Calibrator Tool に供給するもの) を作成する方法について説明しています。このマニュアルでは、動的にロードできるモジュールと KCMS Calibrator Tool との間の相互作用についても概要を述べています。このマニュアルは、カラー管理技術で利用されるカラーモジュールを作成するドライバ開発者を対象としています。 

KCMS CMM Developer's Guide

KCMS カラー管理モジュール (CMM) の作成方法を説明しています。この中で、C++ で実装されるグラフィックス移植インタフェース (GPI) である KCMS 基本ライブラリの使用方法も述べられています。このインタフェースによって、KCMS ライブラリのデバイスに依存しない層をカラーモジュールとリンクし、アプリケーションからカラーモジュールへのデータフローを実現します。このマニュアルは、カラー管理技術で利用されるカラーモジュールを作成するドライバ開発者を対象としています。 

KCMS CMM Reference Manual

KCMS 基本ライブラリ内の各 C++ クラスについて説明します。このライブラリは、KCMS カラーモジュールを作成するために C++ で実装したグラフィック移植インタフェースです。このマニュアルは、カラー管理技術で利用されるカラーモジュールを作成するドライバ開発者を対象としています。 

KCMS Test Suite User's Guide

CMM のためのテスト用スクリプトおよびテスト機能について説明しています。このテスト環境を使って CMM 開発者は、作成した CMM が KCMS フレームワークに準拠しているかどうかを確認できます。このマニュアルは、KCMS フレームワークの開発と利用に関心があるユーザーにも役立ちます。 

共通デスクトップ環境

以下の表は、共通デスクトップ環境 (CDE) のユーザーに関連したマニュアルを示しています。また、CDE でプログラミング作業を行うソフトウェア開発者を対象としたマニュアルも示しています。表のタイトルは、 Solaris 9 マニュアルセットのマニュアルが入っているコレクションの名前を示します。

表 3–14 Solaris 9 Common Desktop Environment Developer Collection - Japanese

マニュアル 

説明 

共通デスクトップ環境 アプリケーション・ビルダ・ユーザーズ・ガイド

アプリケーション・ビルダとその使用方法を紹介します。アプリケーション・ビルダは、アプリケーションを開発する対話型ツールです。このツールを使うと、アプリケーション用のグラフィカルユーザーインタフェース (GUI) の構築や CDE のデスクトップサービスの取り込みが簡単に行えます。取り込み可能な CDE デスクトップサービスには、ヘルプシステム、ToolTalk メッセージング、ドラッグ&ドロップ、セッションマネージャなどが含まれます。 

共通デスクトップ環境 Dtksh ユーザーズ・ガイド

デスクトップ上の Korn シェルを使用して Motif アプリケーションを作成する方法を説明しています。基本的な dtksh 技術を紹介するとともに、いくつかのサンプルスクリプトも紹介しています。これらのサンプルは、読者が dtksh の機能について徐々に理解できるように簡単なものから順に示されています。このマニュアルには、dtksh および dtksh の構文でサポートされるコマンドの一覧も示されています。

共通デスクトップ環境 プログラマーズ・ガイド (ヘルプ・システム編)

CDE のアプリケーションソフトウェアについてのオンラインヘルプを開発する方法について説明しています。ヘルプ項目の作成方法、およびヘルプ作成者とアプリケーション開発者が共同でオンラインヘルプを Motif アプリケーションに統合する方法についても記述しています。ヘルプ作成者には、異なるテキストスタイル、グラフィック、およびハイパーリンクを備えるオンラインヘルプを作成または確認する手順の手引きになります。また、アプリケーション開発者向けに、アプリケーションからヘルプ項目を呼び出せるヘルプシステム・アプリケーションプログラミングインタフェースについても解説しています。この中で、ヘルプダイアログウィジェット、ヘルプ要求に対する応答、ハイパーリンクデータのナビゲーションなどについて説明しています。 

共通デスクトップ環境 プログラマーズ・ガイド (国際化対応編)

アプリケーションを国際化するための情報を提供しています。アプリケーションの国際化によって、ローカリゼーションが実現し、統一したユーザーインタフェースでさまざまな言語や文化的慣例をサポートできるようになります。このマニュアルでは、国際的なディストリビューションを前提としたアプリケーションの記述方法について、開発者向けにガイドラインやヒントを提供しています。また、デスクトップのさまざまな内容にかかわる多国語化作業の概要や、さらに詳しいマニュアルへの参照も記載しています。 

Common Desktop Environment: Product Glossary

CDE のあらゆるユーザーが情報ソースおよびリファレンスベースとして参照できる用語集であり、CDE で使用される用語が網羅されています。用語集の定義には、対象とする読者や用語の起源に関する情報が含まれることがあります。また、必要に応じて、グラフィカルユーザーインタフェース (GUI) で使われる用語に対応する CDE コンポーネント名も紹介しています。「Do not use 」とマークされた用語には、ほかの適切な語を示します。 

共通デスクトップ環境 プログラマ概要

CDE 開発環境に関する高度な内容の情報と開発者向けマニュアルセットについて説明しています。また、CDE デスクトップ全体のアーキテクチャの概要も入っています。 

共通デスクトップ環境 スタイル・ガイド

アプリケーションを設計する上でのスタイルガイドライン、および CDE のアプリケーションレベルでの認証に必要な項目のリストを示します。また、機能や動作に整合性のあるアプリケーションを開発する上でアプリケーション設計者に参考となる情報がまとめられています。デフォルトとして、英語ロケールの環境下にあるアプリケーションの言語環境を左から右に設計していくことを想定したチェックリストを記述しています。これらのスタイル要件は、Motif Version 2.1 の要件と Solaris CDE に特有な追加要件項目から構成されます。Solaris 9 は Open Group の CDE 2.1 標準の日付を早めていますが、追加のスタイル条件については Open Group によって発行されるスタイルガイドのセットを参照してください。 

共通デスクトップ環境 ToolTalk メッセージの概要

ルーチンとして提供される ToolTalk コンポーネント、コマンド、エラーメッセージについて説明しています。これらを利用して、Media Exchange および Desktop Services メッセージセットの規約にアプリケーションを適合させることができます。このマニュアルは、ToolTalk サービスを使用して CDE 内のほかのアプリケーションとのやり取りを行うアプリケーションの作成または管理を行う開発者を対象としています。 

Solaris 共通デスクトップ環境 Motif への移行

Sun Motif の開発者に関係した情報がまとめられています。既存の OPEN LOOK および Motif アプリケーションを OpenWindows や Solaris CDE のデスクトップで実行する方法や、OPEN LOOK や Motif アプリケーションを Solaris CDE 環境に移植する方法などが紹介されています。このマニュアルは、OPEN LOOK または Motif のプログラミング知識があることを前提にしています。 

Solaris 共通デスクトップ環境 プログラマーズ・ガイド

このマニュアルは、既存のアプリケーションを CDE へ統合したり、CDE の機能を使用する新しいアプリケーションの開発を行なったりするプログラマを対象としています。またこのマニュアルは、CDE 開発環境についても説明しており、読者に Motif、X、UNIX、または C のプログラミング知識があることを想定しています。 

表 3–15 Solaris 9 User Collection - Japanese

マニュアル 

説明 

Solaris 共通デスクトップ環境 上級ユーザ及びシステム管理者ガイド

Solaris 共通デスクトップ環境 (CDE) の外観や動作のカスタマイズに必要な高度な作業について取り上げています。システムの初期設定、ログイン、セッション開始のカスタマイズ、アプリケーションの追加、アプリケーションおよびそのデータに対するインタフェースの表示の設定に関する章があります。また、ネットワーク上でのデスクトッププロセス、アプリケーション、データの構成、およびデスクトップサービス (ウィンドウ管理、印刷、カラー、フォントなど) のカスタマイズなどについても説明しています。 

Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド

このマニュアルでは、共通デスクトップ環境 (CDE) の基本機能について説明しています。また、デスクトップやデスクトップアプリケーションの使用方法についても説明しています。 

Solaris 共通デスクトップ環境への移行

このマニュアルは、OpenWindows 環境から共通デスクトップ環境 (CDE) へ移行しようとしているユーザーを対象としています。このマニュアルでは、CDE をグラフィカルなオペレーティング環境として説明しており、また OpenWindows と CDE の動作の違いを明確にしています。頻繁に寄せられる質問への回答が、関連項目にまとめてあります。 

アジア言語ロケール

以下の表は、簡体字中国語ロケール、繁体字中国語ロケール、および韓国語ロケールに固有の情報を提供する英語マニュアルを示しています。表のタイトルは、Solaris 9 マニュアルセットのマニュアルが入っているコレクションの名前を示します。

表 3–16 Solaris 9 Asian Locales Collection

マニュアル 

説明 

Korean Solaris Release Overview

韓国語 Solaris オペレーティング環境における言語固有の機能を説明しています。 

Korean Solaris System Administrator's Guide

韓国語 Solaris オペレーティング環境固有のシステム管理情報がまとめられています。また、上級ユーザーや開発者がオペレーティング環境のアクセスや制御に利用できる追加情報も記載しています。 

Korean Solaris User's Guide

韓国語 Solaris オペレーティング環境で提供される、ロケール固有のデスクトップツールとユーザーユーティリティについて説明しています。これらのツールおよびユーティリティには、韓国語の入力方式、フォント、印刷機能などが含まれます。 

Simplified Chinese Solaris Release Overview

簡体字中国語 Solaris オペレーティング環境における言語固有の機能を説明しています。 

Simplified Chinese Solaris System Administrator's Guide

簡体字中国語 Solaris オペレーティング環境固有のシステム管理情報がまとめられています。また、上級ユーザーや開発者がオペレーティング環境のアクセスや制御に使用できる追加情報も記載されています。 

Simplified Chinese Solaris User's Guide

簡体字中国語 Solaris オペレーティング環境で提供される、ロケール固有のデスクトップツールとユーザーユーティリティについて説明しています。これらのツールおよびユーティリティには、簡体字中国語の入力方式、フォント、印刷機能などが含まれます。 

Traditional Chinese Solaris Release Overview

繁体字中国語 Solaris オペレーティング環境における言語固有の機能を説明しています。 

Traditional Chinese Solaris System Administrator's Guide

繁体字中国語 Solaris オペレーティング環境固有のシステム管理情報がまとめられています。また、上級ユーザーや開発者がオペレーティング環境のアクセスや制御に使用できる追加情報も記載されています。 

Traditional Chinese Solaris User's Guide

繁体字中国語 Solaris オペレーティング環境で提供される、ロケール固有のデスクトップツールとユーザーユーティリティについて説明しています。これらのツールおよびユーティリティには、繁体字中国語の入力方式、フォント、印刷機能などが含まれます。 

マニュアルページのドキュメント

以下の表は、Solaris 9 Reference Manual のセクションを示しています。これらのドキュメントにアクセスするには、man コマンドを使用するか、あるいは Solaris 9 マニュアルセットの Solaris 9 Reference Manual Collection を参照してください。

表 3–17 Solaris 9 Reference Manual Collection

セクション 

説明 

man pages section 1: User Commands

このセクションは、オペレーティングシステムで利用できるコマンドやユーティリティについて説明しており、SunOS/BSD 互換パッケージだけに関連するコマンドを含みます。また、ほかのシステムと通信するコマンド、形式とメニュー言語のインタプリタ FMLI に関連するコマンド、SunOSTM システム固有のコマンドなどが含まれます。

このセクションは、各コマンドで使用できるオプション、引数、およびオペランドは、コマンド構文の標準規則に従って説明されています。また、利用可能な属性の説明、診断情報、ほかのマニュアルのページや関連情報の参照先なども記載されています。 

このセクションは、UNIX システムを利用するあらゆるユーザーを対象としています。 

man pages section 1M: System Administration Commands

このセクションは、Solaris のシステム管理ユーティリティと保守ユーティリティについて説明しており、システム管理者およびネットワーク管理者を対象としています。 

man pages section 2: System Calls

このセクションは、システムコールについて説明しています。システムコールは、カーネルサービスを要求する C ライブラリ関数です。このセクションは、C プログラミング言語の構築に慣れているユーザーを対象としています。 

man pages section 3: Basic Library Functions

このセクションは、標準 C ライブラリ (libc)、動的リンクライブラリ (libdl)、SunOS/BSD 互換ライブラリ (libucb)、およびさまざまなメモリー割り当てライブラリ内の基本的なライブラリ関数について説明しています。このセクションは、C プログラミング言語の構築に慣れているユーザーを対象としています。

man pages section 3: Curses Library Functions

このセクションは、グラフィックスや文字の画面更新機能を提供するライブラリ内の関数について説明しています。これらの関数には、curses ライブラリ (libcurses)、forms ライブラリ (libform)、menus ライブラリ (libmenu)、panels ライブラリ (libpanel)、グラフィックスインタフェースライブラリ (libplot) などの関数が含まれます。このセクションは、C プログラミング言語の構築に慣れているユーザーを対象としています。

man pages section 3: Extended Library Functions

このセクションは、さまざまな専門ライブラリの関数について説明しています。これらの関数には、デバイス ID ライブラリ (libdevid)、デバイス情報ライブラリ (libdevinfo)、ELF (Executable and Linking Format) ライブラリ (libelf)、カーネル統計ライブラリ (libkstat)、カーネル VM ライブラリ (libkvm)、数学ライブラリ (libm) が含まれます。このセクションは、C プログラミング言語の構築に慣れているユーザーを対象としています。

man pages section 3: Library Interfaces and Headers

このセクションは、共有オブジェクトとして実装されたインタフェースライブラリと、これらのライブラリを構成する関数で使用されるヘッダーについて説明しています。ヘッダーには、関数のプロトタイプ、記号定数の定義、共通の構造体、プリプロセッサマクロ、および定義済みの型が含まれます。このセクションは、C プログラミング言語の構築に慣れているユーザーを対象としています。 

man pages section 3: Networking Library Functions

このセクションは、さまざまなネットワークライブラリ内の関数について説明しています。これらの関数には、Kerberos ライブラリ (libkrb)、LDAP (Lightweight Directory Access Protocol) ライブラリ (libldap)、ネットワークサービスライブラリ (libnsl)、遠隔非同期呼び出しライブラリ (librac) が含まれます。また、リゾルバライブラリ (libresolv)、遠隔手続き呼び出しライブラリ (librpcsvclibrpcsoc)、ソケットライブラリ (libsocket)、XFN (X/Open Federated Naming) ライブラリ (libxfn)、X/Open ネットワークサービスライブラリ (libxnet) も含まれます。このセクションは、C プログラミング言語の構築に慣れているユーザーを対象としています。

man pages section 3: Threads and Realtime Library Functions

このセクションは、スレッドライブラリ (libthreadlibpthread)、リアルタイムライブラリ (librt)、および関連するライブラリ内の関数について説明します。このセクションは、C プログラミング言語の構築に慣れているユーザーを対象としています。

man pages section 4: File Formats

このセクションは、該当する場合に、C 構造体宣言を含む各種のファイル形式について概要を述べています。これらの構造体宣言を含むヘッダーは、通常 /usr/include または /usr/include/sys にあります。

ライブラリ構造体の概略を示したページでは、共有インタフェースと専用インタフェースの両方が示されています。共有インタフェースでは、アプリケーション開発において安定した確認済みのシンボルセットについて記述します。一方、専用インタフェースには、内部使用として限定する常に変更可能なシンボルセットについて記述しています。 

このセクションは、ソフトウェア開発者を対象としています。 

man pages section 5: Standards, Environments, and Macros

このセクションは、ヘッダー、環境、マクロパッケージ、文字セット、標準など、さまざまなトピックについて記載しています。このセクションは、この節の他の場所で説明されている Solaris 構築について、さらに詳細な情報を提供します。 

man pages section 6: Demos

このセクションは、Solaris が提供するオーディオ、ビデオゲーム、およびデモについて説明しています。 

man pages section 7: Device and Network Interfaces

このセクションは、システム上で利用できるさまざまなデバイスやネットワークインタフェースについて説明しています。文字型デバイスやブロック型デバイス、STREAMS モジュール、ネットワークプロトコル、ファイルシステム、ドライバサブシステムやクラスの ioctl() 要求についての記述が含まれています。

このセクションは、デバイスドライバの作成、保守、変更を行うソフトウェア開発者を対象としています。 

man pages section 9: DDI and DKI Driver Entry Points

このセクションは、カーネルドライバからデバイスドライバへの呼び出しやリターン構文を提供する場合に、開発者が使用するエントリポイントルーチンについて説明しています。 

このセクションはデバイスドライバの作成、保守、変更を行うソフトウェア開発者を対象としています。読者が C プログラミング言語およびシステム内部について理解していることを想定しています。 

man pages section 9: DDI and DKI Kernel Functions

このセクションは、デバイスドライバからカーネルドライバへの呼び出しやリターン構文を提供する場合に開発者が使用できる関数について説明しています。 

このセクションはデバイスドライバの作成、保守、変更を行うソフトウェア開発者を対象としています。読者が C プログラミング言語およびシステム内部について理解していることを想定しています。 

man pages section 9: DDI and DKI Properties and Data Structures

このセクションは、section 9P では、デバイスドライバで使用されるカーネルプロパティについて説明しています。section 9S では、カーネルとデバイスドライバ間で情報を共有するためにドライバが使用するデータ構造体について説明しています。 

これらのセクションはデバイスドライバの作成、保守、変更を行うソフトウェア開発者を対象としています。読者が C プログラミング言語およびシステム内部について理解していることを想定しています。 

JFP リファレンスマニュアル 1 : ユーザーコマンド

日本語処理機能関連のマニュアルページです。 

オペレーティングシステムで利用できるコマンドやユーティリティを説明します。SunOS/BSD 互換パッケージだけに関連するコマンド、他のシステムと通信するコマンド、形式とメニュー言語のインタプリタ (FMLI) に関連するコマンド、および SunOS 特有のコマンドなどが含まれます。 

各コマンドで使用できるオプション、引数、およびオペランドをコマンド構文の標準規則に従って説明します。また、利用可能な属性、診断情報についても記述し、関連情報を含む他のマニュアルページや参照媒体へのクロスリファレンスも含まれています。 

UNIX を使用するユーザーをはじめ、UNIX に関心を持つすべてのユーザーを対象とします。 

JFP リファレンスマニュアル 1M : システム管理コマンド

日本語処理機能関連のマニュアルページです。 

Solaris のシステム管理ユーティリティと保守ユーティリティを説明します。システム管理者およびネットワーク管理者を対象とします。 

JFP リファレンスマニュアル 3 C: ライブラリ関数

日本語処理機能関連のマニュアルページです。 

さまざまな C ライブラリの関数について説明します。カーネルサービスを要求する関数については、『man pages section 2: System Calls』で説明します。C 言語の構築に慣れているユーザーを対象とします。

JFP リファレンスマニュアル 4 : ファイル形式

日本語処理機能関連のマニュアルページです。 

適用可能な C 構造体宣言に含まれるさまざまなファイル形式を説明します。C 構造体宣言に含まれるヘッダーは、通常 /usr/include または /usr/include/sys にあります。

ライブラリ構造体を説明するマニュアルページでは、共有インタフェースと専有インタフェースの両方を一覧しています。共有インタフェースでは、アプリケーション開発において安定した確認済みのシンボルセットについて記述します。また、専有インタフェースには、内部使用として限定する常に変更可能なシンボルセットについて記述しています。 

JFP リファレンスマニュアル 5 : ヘッダー、環境、マクロ

日本語処理機能関連のマニュアルページです。 

ヘッダー、環境、マクロパッケージ、文字セット、および標準化を含むあらゆる項目を説明します。これらの説明は、他のセクションで記述している Solaris の構成についての詳細を提供します。 

JFP リファレンスマニュアル 7 : デバイスとネットワークインタフェース

日本語処理機能関連のマニュアルページです。 

システム上で利用できるさまざまなデバイスやネットワークインタフェースについて説明します。文字型デバイスやブロック型デバイス、STREAMS モジュール、ネットワークプロトコル、ファイルシステム、およびドライバーサブシステムやクラスの ioctl() 要求についての記述を含んでいます。

デバイスドライバの記述方法、保守、または修正に携わるソフトウェアのエンジニアを対象とします。 

『SunOS リファレンスマニュアル 1 : ユーザーコマンド』 

日本語処理機能関連のマニュアルページです。 

man pages section 1: User Commands』の一部を日本語化したオペレーティングシステム関連のマニュアルページです。『man pages section 1: User Commands』のすべてを含むわけではありません。

オペレーティングシステムで利用できるコマンドやユーティリティを説明します。SunOS/BSD 互換パッケージだけに関連するコマンド、他のシステムと通信するコマンド、形式とメニュー言語のインタプリタ (FMLI) に関連するコマンド、および SunOS 特有のコマンドなどが含まれます。 

各コマンドで使用できるオプション、引数、およびオペランドをコマンド構文の標準規則に従って説明します。また、利用可能な属性、診断情報についても記述し、関連情報を含む他のマニュアルページや参照媒体へのクロスリファレンスも含まれています。 

UNIX を使用するユーザーをはじめ、UNIX に関心を持つすべてのユーザーを対象とします。 

SunOS リファレンスマニュアル 1M : システム管理コマンド

日本語処理機能関連のマニュアルページです。 

man pages section 1M: System Administration Commands』の一部を日本語化したオペレーティングシステム関連のマニュアルページです。『man pages section 1M: System Administration Commands』のすべてを含むわけではありません。

Solaris のシステム管理ユーティリティと保守ユーティリティを説明します。システム管理者およびネットワーク管理者を対象とします。 

SunOS リファレンスマニュアル 2 : システムコール

日本語処理機能関連のマニュアルページです。 

man pages section 2: System Calls』の一部を日本語化したオペレーティングシステム関連のマニュアルページです。『man pages section 2: System Calls』のすべてを含むわけではありません。

システムコールを説明します。システムコールは、カーネルサービスを要求する C ライブラリ関数です。C 言語の構築に慣れているユーザーを対象とします。 

SunOS リファレンスマニュアル 3 : ライブラリインタフェースおよびヘッダー

日本語処理機能関連のマニュアルページです。 

man pages section 3: Library Interfaces and Headers』の一部を日本語化したオペレーティングシステム関連のマニュアルページです。『man pages section 3: Library Interfaces and Headers』のすべてを含むわけではありません。

共有オブジェクトとして実装されたインタフェースライブラリと、これらのライブラリを構成する関数で使用されるヘッダーについて説明します。ヘッダーには、関数のプロトタイプ、記号定数の定義、共通の構造体、プリプロセッサマクロ、および定義済み型が含まれます。C 言語の構築に慣れているユーザーを対象とします。 

SunOS リファレンスマニュアル 3 : 基本ライブラリ関数

日本語処理機能関連のマニュアルページです。 

man pages section 3: Basic Library Functions』の一部を日本語化したオペレーティングシステム関連のマニュアルページです。『man pages section 3: Basic Library Functions』のすべてを含むわけではありません。

標準 C ライブラリ (libc)、動的リンクライブラリ (libdl)、SunOS/BSD 互換ライブラリ (libucb) と、さまざまなメモリー割り当てライブラリ内の基本的なライブラリ関数について説明します。C 言語の構築に慣れているユーザーを対象とします。

SunOS リファレンスマニュアル 3 : 拡張ライブラリ関数

日本語処理機能関連のマニュアルページです。 

man pages section 3: Extended Library Functions』の一部を日本語化したオペレーティングシステム関連のマニュアルページです。『man pages section 3: Extended Library Functions』のすべてを含むわけではありません。

さまざまな専門ライブラリについて説明します。これらのライブラリには、デバイス ID ライブラリ (libdevid)、デバイス情報ライブラリ (libdevinfo)、ELF (Executable and Linking Format) ライブラリ (libelf)、カーネル統計ライブラリ (libkstat)、カーネル VM ライブラリ (libkvm)、および数学ライブラリ (libm) が含まれます。C 言語の構築に慣れているユーザーを対象とします。

SunOS リファレンスマニュアル 3 : Curses ライブラリ関数

日本語処理機能関連のマニュアルページです。 

man pages section 3: Curses Library Functions』の一部を日本語化したオペレーティングシステム関連のマニュアルページです。『man pages section 3: Curses Library Functions』のすべてを含むわけではありません。

グラフィックスや文字の画面更新機能を提供するライブラリ内の関数について説明します。これらのライブラリには、curses ライブラリ (libcurses)、forms ライブラリ (libform)、menus ライブラリ (libmenu)、panels ライブラリ (libpanel)、およびグラフィックスインタフェースライブラリ (libplot) が含まれます。C 言語の構築に慣れているユーザーを対象とします。

SunOS リファレンスマニュアル 4 : ファイル形式

日本語処理機能関連のマニュアルページです。 

man pages section 4: File Formats』の一部を日本語化したオペレーティングシステム関連のマニュアルページです。『man pages section 4: File Formats』のすべてを含むわけではありません。

適用可能な C 構造体宣言に含まれるさまざまなファイル形式を説明します。C 構造体宣言に含まれるヘッダーは、通常 /usr/include または /usr/include/sys にあります。

ライブラリ構造体を説明するマニュアルページでは、共有インタフェースと専有インタフェースの両方を一覧しています。共有インタフェースでは、アプリケーション開発において安定した確認済みのシンボルセットについて記述します。また、専有インタフェースには、内部使用として限定する常に変更可能なシンボルセットについて記述しています。 

ソフトウェアのエンジニアを対象とします。 

SunOS リファレンスマニュアル 5 : 標準、環境、マクロ

日本語処理機能関連のマニュアルページです。 

man pages section 5: Standards, Environments, and Macros』の一部を日本語化したオペレーティングシステム関連のマニュアルページです。『man pages section 5: Standards, Environments, and Macros』のすべてを含むわけではありません。

ヘッダー、環境、マクロパッケージ、文字セット、および標準化を含むあらゆる項目を説明します。これらの説明は、他のセクションで記述している Solaris の構成についての詳細を提供します。 

SunOS リファレンスマニュアル 7 : デバイスとネットワークインタフェース

日本語処理機能関連のマニュアルページです。 

man pages section 7: Device and Network Interfaces』の一部を日本語化したオペレーティングシステム関連のマニュアルページです。『man pages section 7: Device and Network Interfaces』のすべてを含むわけではありません。

システム上で利用できるさまざまなデバイスやネットワークインタフェースについて説明します。文字型デバイスやブロック型デバイス、STREAMS モジュール、ネットワークプロトコル、ファイルシステム、およびドライバサブシステムやクラスの ioctl() 要求についての記述を含んでいます。

デバイスドライバの記述方法、保守、または修正に携わるソフトウェアのエンジニアを対象とします。