システムの電源管理レベルを選択する場合は、既定の省電力スキーマから 1 つを選択するのが最も簡単な方法です。省電力スキーマは、Dtpower 基本ウィンドウの [現在の省電力スキーマ] ボックスに表示されます。デフォルトのスキーマは、図 23–2 のように [標準] です。
省電力スキーマの実装は、Dtpower が動作するハードウェアのアーキテクチャと Energy Star への対応状況によって異なります。
電力スキーマの実装は、ハードウェアの省電力機能によって異なります。下記に示すスキーマを使用する以外に、既存のスキーマの 1 つを変更してそれを カスタマイズ スキーマとして保存することもできます。省電力スキーマのカスタマイズ方法については、電力スキーマのカスタマイズを参照してください。
利用できる電力スキーマは、次のとおりです。
標準スキーマ – 標準スキーマの実装は、ハードウェアのデフォルトの電源管理設定値によって決定されます。たとえば、Energy Star 3.0 に準拠している SPARC のプラットフォームでは、すべてのデバイスで省電力モードに入ることによって消費電力を減らします。
最小スキーマ – モニタの電源だけが管理されます。アイドル状態が 30 分続くと、モニタは省電力モードに入ります。このスキーマの場合、ほかのデバイスに対しては電源管理が実行されません。
電源管理なしスキーマ – 電源管理が実行されません。このスキーマの場合は、システムのどのコンポーネントに対しても電源管理が実行されません。