プラットフォームが異なると、ブラウザがプロキシ情報を格納する方法も異なるため、プロキシ情報を取得する汎用機構は存在しません。以下に、3 つの異なるブラウザとプラットフォームの組み合わせで、Java Plug-in がプロキシ情報を取得する方法を示します。
Win32 で稼働する Internet Explorer: Internet Explorer は、Windows レジストリの同じキーセット内にプロキシ情報を格納します。Java Plug-in は、この情報を直接取得します。
Win32 で稼働する Netscape Navigator ブラウザ: Navigator 4 は、ローカルマシンのユーザ設定ファイルにプロキシ情報を格納します。Java Plug-in は、ユーザ設定ファイルの読み取りおよび構文解析を実行して、Navigator 4 のプロキシ情報を取得します。Netscape 6 は、プロキシ情報の取得用 API を保持します。findProxyForURL(URL) は、指定した URL のプロキシ構成情報を返します。
Solaris オペレーティング環境および Linux で稼働する Netscape Navigator ブラウザ: Navigator は、プロキシ情報をローカルマシンの 1 つのファイル内に格納します。Java Plug-in はファイルの読み取りおよび構文解析を実行して、プロキシ情報を取得します。Netscape 6 は、前の節で説明したのと同じ方法で処理を実行します。
Java Plug-in は、起動時にプロキシ情報を取得します。Java Plug-in の起動後にプロキシ設定を変更する場合、Java コンソールで p オプションを使用して、Java Plug-in がブラウザからプロキシ情報を強制的に再ロードするように設定する必要があります。