Solaris のシステム管理 (ネーミングとディレクトリサービス : FNS、NIS+ 編)

NIS+ の下での FNS の複製

マスターサーバーで FNS 名前空間が設定されたら、その他の複製サーバーを各ドメインに追加して、ドメインの ctx_dir を提供するサーバーにします。複製サーバーによって、サーバーの可用性と性能を拡張できます。

  1. FNS マスターサーバー上で nismkdir コマンドを実行して、ctx_dir ディレクトリ用の複製サーバーを追加します。

    たとえば、マシン fnsrserverdoc.com. ドメインの FNS の複製サーバーにします。


    # nismkdir -s fnsrserver ctx_dir.doc.com.

  2. nisping コマンドを使用して ctx_dir ディレクトリでチェックポイントを実行します。


    # /usr/lib/nis/nisping -C ctx_dir.doc.com.

    FNS の複製では一定の間隔でチェックポイントを実行してください。間隔は、数日に一回程度をお勧めします。選択する間隔は、FNS 名前空間への変更頻度によって異なります。