次の表に、システム管理作業とそれに伴って必要となるブートタイプを示します。
表 10-2 システムのブート
システムリブートの理由 |
適切なブートタイプ |
SPARC のブート手順の参照先 |
IA のブート手順の参照先 |
---|---|---|---|
停電のためシステムの電源を切断する。 |
システムの電源を再投入する。 | ||
/etc/system ファイル内のカーネルパラメータを変更する。 |
システムを実行レベル 3 でリブートする (NFS リソースを共有できるマルチユーザーレベル) | ||
ファイルシステムを保守する (システムデータのバックアップや復元など)。 |
実行レベル S で Control + D を押して、システムを実行レベル 3 に戻す。 | ||
/etc/system などのシステム構成ファイルを修正する。 |
対話式ブート。 | ||
システムにハードウェアを追加する (または、システムからハードウェアを削除する)。 |
再構成用ブート (ハードウェアを追加または削除したら電源を投入する)。 | ||
カーネルデバッガ (kadb) をブートして、システムの障害を調査する。 |
kabd をブートする。 | ||
ブート失敗の原因となっていた重要なシステムファイルを修正する。 |
回復ブート。 | ||
ハング状態から回復し、クラッシュダンプを強制する。 |
回復ブート。 |
システムブートの例については、第 13 章「SPARC: システムのブート (手順)」または第 14 章「IA: システムのブート (手順)」を参照してください。