国際化対応言語環境の利用ガイド

ユーザーによるコード変換の定義と拡張

Solaris ユーザーは、 geniconvtbl ユーティリティを使ってコードセットコンバータを定義できます。

このユーティリティを使えば、ユーザーが定義した、またはカスタマイズしたコードセット変換を iconv(1)iconv(3C) などの標準的なシステムユーティリティやインタフェースを使って行うことができます。そのため、互換性のないデータ形式 (特にメーカー独自のアプリケーションや従来のアプリケーションのデータ) をアプリケーションで処理することが容易になります。既存の Solaris コードセット変換を変更することもできます。

詳細と例については、geniconvtbl(1)geniconvtbl(4) のマニュアルページを参照してください。さらに、このユーティリティで使用する入力ソースファイルの例が /usr/lib/iconv/geniconvtbl/srcs/ ディレクトリにあります。

geniconvtbl(1) のマニュアルページの指定に従ってユーザーが定義したコード変換は、32 ビットおよび 64 ビット Solaris オペレーティング環境の iconv(1) ユーティリティや iconv(3C) 関数から使用することができます。