国際化対応言語環境の利用ガイド

ロケールの複数キーの Compose キーシーケンス

Solaris ロケールの多く、とりわけヨーロッパや Unicode のロケールでは、いわゆる「デッドキーシーケンス」(Compose キーシーケンスともいう) を使ってさまざまな文字を入力できます。

Compose キーシーケンスは、発音符号など、キーボードのキー表面に表示されていない文字を入力するときに使用します。

次の表に、Compose キーシーケンスのいくつかの例を示します。Compose キーシーケンスの詳細については、英語/ヨーロッパ言語入力モードを参照してください。

表 3–13 Compose キーで入力する発音記号の例

記号 

Compose キーとの組み合わせ 

例  

Diaeresis 

” 

Compose A “ —> A と diaeresis  

Caron 

Compose Z v —> Z と caron 

Breve 

Compose G u —> G と breve  

Ogonek 

Compose A a —> A と Ogonek 

Cedilla 

Compose K , —> K と cedilla 

登録標識 

R O  

Compose R O —> 登録標識 

感嘆符の反転 

! !  

Compose ! ! —> 感嘆符の反転 


注 –

ロケールのコードセットに、対応する文字がない場合は、compose シーケンスを使用することはできません。たとえば、ISO8859–1 には caron 付きの Z がないため、en_US.ISO8859–1 ロケールで caron 付きの Z を入力することはできません。