適切に国際化されたアプリケーションでは Rendition およびレンダーテーブルを、リソースファイルに指定すべきです。レンダーテーブルがファイルとして指定される場合、プログラムの実行ファイルはロケールごとの特定の要求に依存しなくなるため、ロケールの要求に応じて簡単にカスタマイズを行うことができます。
レンダーテーブルをリソースファイルとして指定する場合、次の構文が用いられます。 resource_spec:[tag[, tag]*]
ここで tag には、レンディションの XmNtag リソースに適した文字列を指定します。
この行により、指定に従って 1 つまたは複数のレンディションを含む最初のレンダーテーブルが作成されます。レンディションは指定されたタグに添付されます。
resource_spec[*|.] rendition[*|.]resource_name: value
以下の例では、XmRendition に関連付けられた CTL リソースのうち、リソースファイルを使用して設定できるものを紹介します。レイアウトオブジェクトを有効にするには、 fontType が FONT_IS_XOC に設定されている必要があります。@ls を使って指定された layoutModifier はレンディションオブジェクトによりレイアウトオブジェクトに受け渡されます。
layoutModifier を使ってレイアウトオブジェクト上に設定可能なリソースの完全な一覧については、『CAE Specification: Portable Layout Services: Context-dependent and Directional Text』(The Open Group: Feb 1997; ISBN 1-85912-142-X; document number C616) を参照してください。