IPQoS の管理

IPQoS の基本

IPQoS は、Internet Engineering Task Force (IETF) の Differentiated Services Working Group によって定義されている差別化サービス (diffserv) アーキテクチャに対応しています。 Solaris 9 9/02 オペレーティング環境では、IPQoS が TCP/IP プロトコルスタックの IP レベルで実装されています。

差別化サービスとは

IPQoS を有効にすると、顧客やアプリケーションごとに、異なるレベルのネットワークサービスを提供できます。 これらの「差別化サービス」は、企業が顧客に提供するサービスレベルの構造に基づく場合もあれば、ネットワーク上のアプリケーションやユーザーに設定した優先順位に基づく場合もあります。

サービス品質の提供には、次の活動が含まれます。

IPQoS の機能

IPQoS には次の機能があります。

サービス品質の詳細情報

差別化サービスやサービス品質の詳細情報は、印刷物やオンラインで入手できます。

関連書籍

サービス品質の理論や実践については、次の関連書籍を参照してください。

RFC (Requests for Comments)

IPQoS は、次の RFC およびインターネットドラフトの仕様に準拠しています。

Web サイト

IETF の Differentiated Services Working Group は、diffserv インターネットドラフトへのリンクを含む Web サイト (http://www.ietf.org/html.charters/diffserv-charter.html) を管理しています。

Cisco Systems 社や Juniper Networks 社などのルーター製造元は、それぞれ自社の Web サイトで、差別化サービスの製品への実装状況について解説しています。

マニュアルページ

IPQoS ソフトウェアには、次のマニュアルページが含まれています。