Solaris 9 9/02 ご使用にあたって (SPARC 版)

障害の発生したホットスペアディスクがスワップアウトされたとき、Solaris ボリュームマネージャの metahs -e コマンドが銅ケーブルストレージボックスで失敗する (バグ ID: 4644106)

次の場合に、metahs -e コマンドが失敗することがあります。

  1. ホットスペアデバイスに障害が発生した場合。たとえば、metaverify テストユーティリティを使用したときに、エラーが発生した場合など。

  2. メタデバイスにエラーが発生して、Solaris ボリュームマネージャソフトウェアがホットスペアを起動しようとしたが、このホットスペアが「broken」とマークされている。

  3. システムが停止して、障害が発生したホットスペアを含むディスクが同じ配置で新しいディスクに交換された。

  4. システムが起動しても、Solaris ボリュームマネージャソフトウェアが新しいホットスペアを認識しない。

  5. 新しいディスクのホットスペアを有効にするために、metahs -e コマンドが使用された。

次のメッセージが表示されます。


WARNING: md: d0: open error of hotspare (Unavailable)

Solaris ボリュームマネージャソフトウェアは、物理的に同じ場所に交換された新しいホットスペアディスクを認識しないため、この問題が起こります。Solaris ボリュームマネージャソフトウェアはすでにシステムに存在しないディスクのデバイス ID を表示し続けます。


注 -

ディスクが交換されるとデバイス番号が変わる Photon などのストレージ格納装置では、この問題が発生するかどうかは判明していません。


回避方法: 次のいずれかを実行してください。