Solaris 9 インストールガイド

ディスク容量の割り当て

Solaris 9 ソフトウェアをインストールする前に、ディスク容量の計画をたてて、システムに十分なディスク容量があるかどうかを調べることができます。必要なディスク容量が事前にわかれば、Solaris 9 ソフトウェアを実際にインストールする前にディスクを増設しておくことができます。アップグレードを行う場合は、ディスク容量の再配置を使用するアップグレードを参照してください。

ディスク容量に関する一般的な計画と推奨事項

ディスク容量の計画のたて方は、ユーザーによって異なります。ディスク容量の計画にあたっては、次の一般的な事項を考慮に入れてください。

Solaris Live Upgrade を使用する場合は、Solaris Live Upgrade のディスク容量の要件を参照してください。

ソフトウェアグループごとの推奨ディスク容量

Solaris ソフトウェアグループは Solaris パッケージの集まりです。それぞれのソフトウェアグループには、異なる機能やハードウェアドライバのサポートが含まれています。したがって、システムでどの機能を実行するかを考慮して、インストールするソフトウェアグループを選択する必要があります。

Solaris ソフトウェアのインストール時には、選択した Solaris ソフトウェアグループに対してパッケージを追加したり、削除したりすることができます。追加や削除するパッケージを選択する際には、ソフトウェアの依存関係や Solaris ソフトウェアがどのようにパッケージ化されているかを知っている必要があります。

次の表に、各 Solaris ソフトウェアグループごとに、推奨するディスク容量を示します。


注 –

スワップ領域は、推奨ディスク容量に含まれています。


表 5–1 ソフトウェアグループごとの推奨ディスク容量

ソフトウェアグループ 

推奨ディスク容量 

全体ディストリビューションと OEM サポート 

2.9G バイト 

全体ディストリビューション 

2.7G バイト 

開発者システムサポート 

2.4G バイト 

エンドユーザーシステムサポート 

2.0G バイト