Solaris のシステム管理 (上級編)

/etc/saf/pmtab/_pmtab ファイル

/etc/saf/pmtab/_pmtab ファイル (/etc/saf/zsmon/_pmtab など) は、次のようになります。


# VERSION=1
ttya:u:root:reserved:reserved:reserved:/dev/term/a:I::/usr/bin/login::9600:
ldterm,ttcompat:ttya login\: ::tvi925:y:# 

# VERSION=1

サービスアクセス機能のバージョン番号を示す 

ttya

サービスタグを示す 

x,u

次のフラグが設定されているかどうかを指定する。 

x — サービスを有効にしないことを意味する

u — サービス用の utmpx エントリを作成することを意味する。

root

サービスタグに割り当てられた ID を示す 

reserved

このフィールドは予約されている 

reserved

このフィールドは予約されている 

reserved

このフィールドは予約されている 

/dev/term/a

TTY ポートパス名を示す 

/usr/bin/login

接続を受信したときに呼び出されるサービスのフルパス名を指定する 

:c,b,h,I,r:

次のフラグが設定されているかどうかを示す。 

c — ポート用のキャリアフラグに接続を設定する

b — ポートが双方向性である (着信トラフィックと発信トラフィックの両方を許可する) と設定する

h — 着呼が受信された直後の自動ハングアップを抑制する

I — ポートを初期化する

r — ポートから文字を受信するまで、ttymonlogin: メッセージを出力しないよう待機させる

9600

/etc/ttydefs ファイルに定義されている TTY 名を指定する

ldterm,ttcompat

プッシュする STREAMS モジュールを指定する。 

ttya login\:

表示するプロンプトを指定する 

:y/n:

 

message

任意のアクティブでない (無効な) 応答メッセージを指定する 

tvi925

端末タイプを指定する 

y

ソフトウェアキャリアが設定されているかどうかを示す (y/n)