Solaris のシステム管理 (資源管理とネットワークサービス)

タスク

プロジェクトへのログインが成功するたびに、ログインプロセスを含む新しい「タスク」が作成されます。タスクは、時間をかけて行われる一連の作業を表すプロセスです。また、タスクは作業負荷コンポーネントと考えることもできます。

各プロセスは、1 つのタスクのメンバーであり、各タスクは 1 つのプロジェクトに関連付けられています。

図 6-1 プロジェクトとタスクのツリー

この図では、1 つのプロジェクトに 3 つのタスクが関連付けられており、各タスクの下に 2 〜 4 つのプロセスがあります。

シグナル送信のようなセッション上のすべての操作も、タスクでサポートされています。タスクをプロセッサセットに結合して、スケジューリングの優先順位とクラスを設定することにより、タスク内の現在のプロセスとそれに続くすべてのプロセスを変更することもできます。

タスクは、ログイン時に作成されるほか (login(1) 参照)、cron(1M)newtask(1)、および setproject(3PROJECT) によっても作成されます。

拡張アカウンティング機能は、タスクレベルで集計されたプロセスのアカウンティングデータを提供できます。