実行中のプロセスをプールに結合するには、次の 2 つの方法を使用できます。
poolbind(1M) コマンドを使用して、特定のプロセスを名前付き資源プールに結合する
project(4) データベース内の project.pool 属性を使用して、新しいログインセッションや newtask(1) で起動されるタスクが結合されているプールを特定する
次の手順では、プロセス (現在のシェルなど) を手動で ohare というプールに結合します。
タスクまたはプロジェクトをプールに結合するには、poolbind コマンドに -i オプションを指定します。次の例では、airmiles プロジェクト内のすべてのプロセスを laguardia プールに結合します。
プロジェクト内の新しいプロセスを自動的にプールに結合するには、project.pool 属性を project データベース内の各エントリに追加します。
たとえば、studio と backstage という 2 つのプールを持つ構成が存在するものとします。/etc/project ファイルの内容は、次のとおりです。
user.paul:1024::::project.pool=studio user.george:1024::::project.pool=studio user.ringo:1024::::project.pool=backstage passes:1027::paul::project.pool=backstage |
この構成の場合、ユーザー paul によって起動されるプロセスは、デフォルトで studio プールに結合されます。
上記の構成を使用することにより、ユーザー paul は自分が起動したプロセスに結合されているプールを変更できます。newtask を使用して、passes プロジェクトで起動されるプロセスを backstage プールにも結合できます。