新しい sendmail.cf ファイルを構築する方法 で、構成ファイルの構築方法について説明します。sendmail.cf ファイルの以前のバージョンも引き続き使用できますが、新しい形式を使用することをお勧めします。
/usr/lib/mail/README。構成手順の詳細な説明
http://www.sendmail.org。sendmail 構成に関するオンライン情報
第 26 章「メールサービス (リファレンス)」の 構成ファイルのバージョンと sendmail 構成ファイル。いくつかのガイダンスが記載されています。
第 27 章「メールサービスの新機能 (リファレンス)」の次の節では、新しい m4 構成機能について説明しています。
次に、新しい構成ファイルを構築する手順を示します。
/usr/lib/mail/cf/main-v7sun.mc は、 /usr/lib/mail/cf/main.mc になりました。
スーパーユーザー、またはそれと同等の役割になります。
役割については、『Solaris のシステム管理 (セキュリティサービス)』の「特権付きアプリケーションの使用」を参照してください。
sendmail を停止します。
# /etc/init.d/sendmail stop |
変更しようとする構成ファイルのコピーを作成します。
# cd /usr/lib/mail/cf # cp main.mc myhost.mc |
myhost |
.mc ファイルの新しい名前を指定 |
必要に応じて、新しい構成ファイル (たとえば、myhost.mc) を編集します。
たとえば、ドメインマスカレードを有効にするには、次のコマンド行を追加します。
# cat myhost.mc .. MASQUERADE_AS(`host.domain') |
host.domain |
目的のホスト名とドメイン名を指定 |
この例では、MASQUERADE_AS は、送信されたメールに、$j ではなく host.domain から送信されたものとしてラベルを付けます。
m4 を使って構成ファイルを構築します。
# /usr/ccs/bin/make myhost.cf |
-C オプションを使用して、新しい構成ファイルをテストし、新しいファイルを指定します。
# /usr/lib/sendmail -C myhost.cf -v testaddr </dev/null |
このコマンドは testaddr にメッセージを送信し、その一方で稼働時にメッセージを表示します。システム上で sendmail サービスを再起動することなく送信メールだけをテストできます。まだメールを処理していないシステムでは、メール構成をテストする方法 で説明する完全なテスト手順を使用してください。
オリジナルのコピーを作成した後、新しい構成ファイルをインストールします。
# cp /etc/mail/sendmail.cf /etc/mail/sendmail.cf.save # cp myhost.cf /etc/mail/sendmail.cf |
sendmail サービスを再起動します。
# /etc/init.d/sendmail start |