キー付きマップファイルを作成するには、次の手順に従います。
メールサーバーのスーパーユーザーになるか、同等の役割になります。
役割については、『Solaris のシステム管理 (セキュリティサービス)』の「特権付きアプリケーションの使用」を参照してください。
入力ファイルを作成します。
エントリには、次の構文を使用できます。
old_name@newdomain.com new_name@newdomain.com old_name@olddomain.com error:nouser No such user here @olddomain.com %1@newdomain.com |
old_name@newdomain.com |
新たに割り当てたドメインでこれまで割り当てられていたユーザー名を指定 |
new_name@newdomain.com |
新たに割り当てるアドレスを指定 |
old_name@olddomain.com |
これまで割り当てられていたドメインでこれまで割り当てられていたユーザー名を指定 |
olddomain.com |
これまで割り当てられていたドメインを指定 |
newdomain.com |
新たに割り当てるドメインを指定 |
1 番目のエントリにより、メールは新しい別名に転送されます。2 番目のエントリにより、不適切な別名が使用されたときにメッセージが作成されます。最後のエントリにより、すべての着信メールは olddomain から newdomain へ転送されます。
データベースファイルを作成します。
# /usr/sbin/makemap maptype newmap < newmap |
maptype |
dbm、btree、hash などのデータベースタイプを選択 |
newmap |
入力ファイル名とデータベースファイル名の最初の部分を指定。dbm データベースタイプを選択すると、データベースファイルは接尾辞に .pag または .dir を使って作成される。他の 2 つのデータベースタイプの場合、ファイル名には .db が付く |