会社がネットワークプロバイダから専用回線リンクをレンタルしている場合は、リンクの自分側の端だけにシステムを構成します。リンクのもう一方の端にあるピアは、別の管理者が維持しています。この管理者は、会社から離れた場所にいるシステム管理者か、ISP 側のシステム管理者のどちらかです。
リンク媒体の他に、リンクの端には次のハードウェアが必要です。
システム用の同期インタフェース
自分の同期装置 (CSU/DSU)
自分のシステム
一部のネットワークプロバイダでは、顧客宅内機器 (CPE) として、ルーター、同期インタフェース、および CSU/DSU が必要です。ただし、必要な機器は、プロバイダや国別の政府規制によって変わります。ネットワークプロバイダでは、必要な装置で専用回線と共に提供されないものは、それに関する情報を提供しています。
ローカルピアを構成する前に、次の表に示されている項目を調べておく必要があります。
表 30-4 専用回線リンクの計画
情報 |
作業 |
---|---|
インタフェースのデバイス名 |
インタフェースカードのマニュアルを参照する |
同期インタフェースカードの構成手順 |
インタフェースカードのマニュアルを参照する。この情報は、HSI/S インタフェースを構成する場合に必要である。他のタイプのインタフェースカードでは、構成する必要がない場合がある |
(任意) リモートピアの IP アドレス |
サービスプロバイダのマニュアルを参照するか、リモートピアのシステム管理者に問い合わせる。この情報は、2 つのピア間で IP アドレスがネゴシエートされない場合にだけ必要である |
(任意) リモートピアの名前 |
サービスプロバイダのマニュアルを参照するか、リモートピアのシステム管理者に問い合わせる |
(任意) リンクの速度 |
サービスプロバイダのマニュアルを参照するか、リモートピアのシステム管理者に問い合わせる |
(任意) リモートピアで使用する圧縮 |
サービスプロバイダのマニュアルを参照するか、リモートピアのシステム管理者に問い合わせる |