スーパーユーザー、またはそれと同等の役割になります。
役割については、『Solaris のシステム管理 (セキュリティサービス)』の「特権付きアプリケーションの使用」を参照してください。
共有する対象の各ファイルシステムに関してエントリを追加します。
/etc/dfs/dfstab を編集します。自動的に共有する各ファイルシステムのファイルにエントリを 1 つ追加します。各エントリは、ファイル中に 1 行で記述する必要があり、次のような構文を使用します。
share [-F nfs] [-o specific-options] [-d description] pathname |
/etc/dfs/dfstab ファイルについては、dfstab(4) のマニュアルページ、全オプションのリストについては、share_nfs(1M) のマニュアルページを参照してください。
NFS サービスがサーバー上で動作していることを確認します。
share コマンドまたは share コマンドセットをはじめて実行する場合、NFS サービスが動作していないことがあります。次のコマンドを使用して、NFS デーモンのどれかが動作していることをチェックします。
# pgrep nfsd 318 |
この例では、318 は nfsd のプロセス ID です。ID が表示されない場合は、サービスが動作していないことを意味します。次に、mountd が動作していることをチェックします。
(省略可能) NFS サービスを起動します。
前の手順を実行しても nfsd のプロセス ID が表示されない場合は、次のコマンドを使用して、NFS サービスを起動します。
# /etc/init.d/nfs.server start |
このコマンドを実行すると、NFS サービスがサーバーで実行されます。リブート時にサーバーが実行レベル 3 であるときには、NFS サービスが自動的に再起動されます。
(省略可能) ファイルシステムを共有します。
エントリを /etc/dfs/dfstab に追加したあと、システムをリブートするか、shareall コマンドを使用して、ファイルシステムを共有可能にできます。NFS サービスを起動したすぐ後は、このコマンドはスクリプトにより実行されているため、実行する必要はありません。
# shareall |
情報が正しいことを確認します。
share コマンドを実行し、適切なオプションが表示されていることを確認します。
# share - /export/share/man ro "" - /usr/src rw=eng "" - /export/ftp ro,public "" |
次の手順は、サーバー上で共有化したファイルシステムにクライアントがアクセスできるよう autofs マップを設定する手順です。autofs 管理作業の概要 を参照してください。