Solaris のシステム管理 (資源管理とネットワークサービス)

sendmail の構成ファイルにおける推奨されないオプションまたはサポートされていないオプション

構成ファイルで推奨されないオプションについては、次の表を参照してください。この表には AutoRebuildAliases オプションが記載されていますが、このオプションは、sendmail バージョン 8.12 には含まれていません。

表 27-3 sendmail の構成ファイルにおける推奨されないオプションまたはサポートされていないオプション

オプション 

説明 

AutoRebuildAliases

このオプションを設定するとサービス妨害攻撃が実行されることがあるため、このオプションは sendmail バージョン 8.12 には含まれていない。ftp://ftp.sendmail.orgsendmail とともに配布しているリリースノートを参照。別名ファイルを構築中に、sendmail の処理を停止して、そのファイルを矛盾した状態のままにすることができる

さらに、AutoRebuildAliases を使用できないため、/etc/mail/aliases に加えた変更を適用するには、newaliases を手動で実行する必要がある。また、このバージョンでは、sendmailsetuid root ではないため、root だけが newaliases を実行できる。

MeToo

このオプションのデフォルトは True になっており、その使用を推奨されていない ftp://ftp.sendmail.orgsendmail とともに配布しているリリースノートを参照

UnsafeGroupWrites

このオプションは推奨されていない。必要に応じて、GroupWritableForwardFileSafe および GroupWritableIncludeFileSafe の引数を DontBlameSendmail オプションに使用する必要がある

UseErrorsTo

このオプションは推奨されていない。また、このオプションは RFC 1123 に違反するため、使用しないこと