Solaris のシステム管理 (資源管理とネットワークサービス)

構成ファイル sendmail を構築するのに使用する新しいマクロ

この節では、以下について説明します。

表 27–11 sendmail 構成ファイルを構築するのに使用する新しいマクロ

マクロ 

説明 

LOCAL_MAILER_EOL

ローカルメールプログラムの行末を示すデフォルト文字列を置きかえる 

LOCAL_MAILER_FLAGS

デフォルトでは、Return-Path: ヘッダを追加する

MAIL_SETTINGS_DIR

メール設定ディレクトリのパスを格納する (末尾のスラッシュを含む)  

MODIFY_MAILER_FLAGS

*_MAILER_FLAGS を拡張する。このマクロは、フラグを設定、追加、または削除する

RELAY_MAILER_FLAGS

リレーメールプログラムの追加フラグを定義する 

新しい MAX マクロ

次の新しいマクロを使用して、受け入れ可能なコマンドを最大数設定し、sendmail による配信の遅れを防止することができます。これらの MAX マクロは、コンパイル時に設定できます。次の表にある最大値は、現在のデフォルト値でもあります。

表 27–12 新しい MAX マクロ

マクロ 

最大値 

各マクロが確認するコマンド 

MAXBADCOMMANDS

25 

未知のコマンド 

MAXNOOPCOMMANDS

20 

NOOPVERBONEX XUSR

MAXHELOCOMMANDS

HELOEHLO

MAXVRFYCOMMANDS

VRFYEXPN

MAXETRNCOMMANDS

ETRN


注 –

マクロによる確認を無効にするには、マクロの値を 0 に設定します。