Solaris 環境でのすべてのパッチ管理作業を作業マップに一覧します。各作業は、署名付きパッチや署名のないパッチの管理をはじめとする一連の追加作業を示しています。
作業 |
説明 |
参照先 |
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パッチのディスク容量の要件を特定する |
システムのディスク容量が十分であるかどうかを確認し、パッチをダウンロードまたはスプールする。 | |
署名付きパッチと署名のないパッチのどちらを追加するかを判断する |
現在の環境にとって署名付きパッチと署名のないパッチのどちらが適しているかを判断する。 | |
システムに署名付きパッチまたは署名のないパッチを追加する |
次のいずれかの手順に従う。 |
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システムに署名付きパッチを追加する。 | |
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システムに署名のないパッチを追加する。 |
パッチのダウンロードまたはスプールを開始する前に、ディスク容量に関する次の要件を確認してください。
署名付きパッチのデフォルトのダウンロードディレクトリが /var/sadm/spool である。署名のないパッチも /var/sadm/spool に格納される。
パッチのダウンロード時には、予想以上に多くのディスク容量が消費される可能性がある。たとえば、ダウンロードしようとするパッチがその他の必須パッチを要求した結果、複数のパッチがダウンロードされる場合など。
署名付きパッチは、/var/sadm/spool ディレクトリ内に展開されたあと、インストールされる。このため、/var ディレクトリには、十分なディスク容量を確保しておく必要がある。
/var ディレクトリのディスク容量が署名付きパッチのダウンロードおよび展開に必要な容量に満たない場合は、smpatch -d コマンドを使って代替パッチダウンロードディレクトリを指定できる。
パッチをダウンロードし、システムに追加したあと、これらを /var/sadm/spool ディレクトリから削除することにより、/var ディレクトリ内のディスク容量に空きを作ることができる。
署名付きパッチと署名のないパッチのどちらを追加するかは、パッチのダウンロード時にセキュリティ保護を適用する必要があるかどうかによって決定します。パッチのダウンロード時にセキュリティ保護を適用する必要がある場合は、署名付きパッチを追加します。