WAN ブートインストールでは、ハイパーテキストトランスポートプロトコル (HTTP) を使用して、広域ネットワーク (WAN) 経由でソフトウェアのブートとインストールを行うことができます。 WAN ブートを使用すると、インターネットなどの大規模なパブリックデータネットワークを介して Solaris オペレーティング環境をシステムにインストールできますが、これらのネットワークはインフラストラクチャの信頼性が低い場合があります。さまざまなセキュリティ機能を使ってデータの機密性とインストールイメージの完全性を保護できます。
WAN ブートインストールでは、暗号化されたフラッシュアーカイブをパブリックネットワークを介して転送し、リモートクライアントに対してカスタム JumpStart インストールを実行できます。非公開鍵を使用してデータの認証および暗号化を行うことにより、インストールの完全性を保護できます。デジタル認証を使用するようシステムを構成して、インストールデータとファイルを HTTPS 経由で転送することもできます。
WAN ブートインストールの概要と詳細については、 第 37 章「WAN ブートによる広域ネットワーク経由のインストール (トピック)」を参照してください。