この機能は、Solaris 9 12/02 リリースで追加されました。
pam_ldap パスワード管理機能により、Sun ONE Directory Server (旧名称は iPlanetTM Directory Server) と連動して使われる LDAP ネームサービスのセキュリティ全体が強化されます。特に、パスワード管理機能により以下のようなことが行われます。
古いパスワードや、期限切れのパスワードをトラックします。
ありふれたパスワードや、以前使ったことのあるパスワードをユーザーが選択できないようにします。
パスワードの期限が切れそうなユーザーに警告を出します。
続けてログインに失敗したユーザーをロックします。
許可されたシステム管理者以外のユーザーが、初期化されたアカウントを無効にできないようにします。
Solaris ネーミングとディレクトリサービスについては、『Solaris のシステム管理 (ネーミングとディレクトリサービス : DNS、NIS、LDAP 編)』を参照してください。Solaris セキュリティ機能については、『Solaris のシステム管理 (セキュリティサービス)』を参照してください。