Solaris のシステム管理 (資源管理とネットワークサービス)

rcapd スキャン間隔の決定

スキャン間隔とは、rcapd が新しいプロセスを探す頻度のことです。多くのプロセスが動作しているシステムでは、一覧のスキャンに時間がかかるため、スキャン間隔を長くして、消費される CPU 時間の合計を減らしたほうがよい場合もあります。しかし、スキャン間隔は、あるプロセスの存在が上限が定義されている作業負荷に属するとみなされるまでに最低限必要な時間も意味します。生存期間が短いプロセスを数多く実行する作業負荷の場合、スキャン間隔が長いと、rcapd はそれらのプロセスが作業負荷に属さないものとみなす可能性があります。