Solaris 9 4/04 ご使用にあたって

アップグレード後に発生するバグ情報

Solaris 9 4/04 リリースへのアップグレード後に発生するバグ情報について説明します。

SPARC: アップグレード後にパッチを削除すると WBEM リポジトリが破壊されることがある (バグ ID: 4820614)

次のような手順で操作した場合、WBEM リポジトリの Common Information Model (CIM) データベースが破壊される可能性があります。

WBEM リポジトリが破壊された場合、Solaris 管理コンソールのログビューアに次のエラーメッセージが表示されます。


CIM_ERR_FAILED:
/usr/sadm/lib/wbem/../../../../var/sadm/wbem/logr/
preReg/PATCH113829install/Solaris_Application.mof,18,ERR_SEM,
ERR_EXC_SET_CLASS,CIM_ERR_FAILED:Other Exception:
java.io.StreamCorruptedException: invalid stream header

回避方法: 次のいずれかを実行してください。

アップグレードを行うと、システムのデフォルトロケールが正しく設定されない (バグ ID: 4233535)

Solaris 9 4/04 へのアップグレードを行うと、アップグレード時に設定したデフォルトロケールがシステムのデフォルトロケールに正しく設定されない場合があります。

Solaris 9 4/04 SOFTWARE 1 of 2 CD を使用したアップグレードの場合、SOFTWARE 1 of 2 CD の インストールの終了後、自動ブートしたシステムが英語環境で起動し、SOFTWARE 2 of 2 CD および LANGUAGES CD のインストール画面が英語で表示されることがあります。

回避方法 : アップグレード終了後、システムのデフォルトロケールを /etc/default/init ファイルの LANG 環境変数に設定してください。

日本語フォントディレクトリに、古いフォント設定ファイルが残ってしまう (バグ ID: 4677463)

Solaris 8 および Solaris 8 アップデートリリースから Solaris 9 4/04 へアップグレードを行うと、古いフォント設定ファイル (ファイル末尾に :8 が付く) が残ります。

回避方法 : 古いフォント設定ファイルは削除してください。


# rm /usr/openwin/lib/locale/ja/X11/fonts/TTbitmaps/fonts.upr:8
# rm /usr/openwin/lib/locale/ja/X11/fonts/TTbitmaps/fonts.scale:8
# rm /usr/openwin/lib/locale/ja/X11/fonts/TTbitmaps/fonts.alias:8
# rm /usr/openwin/lib/locale/ja/X11/fonts/TT/fonts.upr:8
# rm /usr/openwin/lib/locale/ja/X11/fonts/TT/fonts.scale:8
# rm /usr/openwin/lib/locale/ja/X11/fonts/TT/fonts.alias:8