Solaris 9 4/04 オペレーティング環境の概要

新しい固定優先順位 (Fixed-Priority、FX) スケジューリングクラス

FX スケジューラは、ユーザーまたはアプリケーションによるスケジューリング優先順位制御を必要とするプロセスに対して、スケジューリングポリシーを提供します。 FX の下で実行されるプロセスの優先順位は、固定されています。 この優先順位は、システムによって動的に調整されるわけではありません。 FX クラスの優先順位の範囲は、TS、IA、および FSS クラスと同じです。

FX スケジューラの詳細は、『プログラミングインタフェース』および『マルチスレッドのプログラミング』を参照してください。 また、priocntl(1) および dispadmin(1M) のマニュアルページも参照してください。

同じシステムでの FX および FSS スケジューラの使用についての制約は、『Solaris のシステム管理 (資源管理とネットワークサービス)』の「フェアシェアスケジューラ」を参照してください。