Sun ONE Directory Server 5.1 は、Solaris 9 オペレーティングシステム内で利用可能です。 Sun ONE Directory Server 5.2 は、Sun JavaTM Enterprise System のコンポーネント製品として利用可能です。 Sun Java Enterprise System の詳細は、Sun Java Enterprise System の Solaris への統合を参照してください。
Solaris 9 リリースには、統合版の Sun ONE Directory Server (旧名称は iPlanet Directory Server) が含まれています。 このサーバーは Lightweight Directory Access Protocol (LDAP) ディレクトリサーバーです。 Sun ONE Directory Server は、ユーザーとリソースの企業レベルのディレクトリを管理するために設計された、強力な分散ディレクトリサーバーです。 このスケーラブルなディレクトリサービスは、イントラネットアプリケーション、取引相手とのエクストラネット、およびインターネットを介して顧客と連絡できる電子商取引のアプリケーションに使用できます。
Directory Server は、Sun ONE Directory Server に備えられているグラフィカルユーザーインタフェースである Sun ONE Console から管理します。 管理者は Console を使用して、アクセス権の許可、データベースの管理、ディレクトリの構成、複数のディレクトリサーバーへのデータの複製を実行します。 ユーザーは LDAP 対応のクライアントアプリケーションからデータにアクセスします。LDAP 対応アプリケーションには、C 言語用 Sun ONE Software Developers Kit (SDK) や Java プログラミング言語で開発されたアプリケーションが含まれます。
Sun ONE Directory Server の設定の構成は、idsconfig を使用して簡単に実行できるようになっています。 サーバーおよびクライアントの構成情報については、『Solaris のシステム管理 (ネーミングとディレクトリサービス : DNS、NIS、LDAP 編)』を参照してください。
http://docs.sun.com にある「iPlanet Directory Server 5.1 Collection (Solaris Edition) - Japanese」も参照してください。 ここには、以下のマニュアルがあります。
iPlanet Directory Server 5.1 導入ガイド
iPlanet Directory Server 5.1 管理者ガイド
iPlanet Directory Server 5.1 構成、コマンド、およびファイルのリファレンス
iPlanet Directory Server 5.1 スキーマリファレンス
Sun ONE Directory Server 5.1 に関する使用許諾権については、バイナリコードライセンスを参照してください。
Sun Open Net Environment (Sun ONE) の機能について、次の名称が変更されました。
Sun ONE Console (旧名称は iPlanet Console)
Sun ONE Directory Server Application Integration SDK (旧名称は iPlanet Directory Server Application Integration SDK)