次に、Solaris 9 12/03 リリースで追加された新機能および本書に加えられた変更点を示します。
DHCP サーバーを構成する手順が追加されました。DHCP サーバーを構成して、ネットワークインストール用にクライアント構成情報を提供できます。DHCPサーバーを構成してネットワークインストールをサポートする方法については、Solaris インストールパラメータ用の DHCP オプションとマクロの作成を参照してください。
Solaris オペレーティング環境では、リモートクライアントを広域ネットワーク(WAN)を介してインストールできます。WAN ブートインストールでは、暗号化したフラッシュアーカイブをパブリックネットワークを介してリモートの SPARC ベースのクライアントに転送できます。次に、WAN ブートプログラムは、カスタム JumpStart インストールを実行して、クライアントシステムをインストールします。インストールの完全性を保護するために、非公開鍵を使ってデータの認証および暗号化を行うことができます。また、デジタル証明書を使用するようにシステムを構成すると、HTTPS 接続を介してインストールデータやファイルを転送できます。
WAN ブートインストールの概要については、第 41 章「WAN ブート (概要)」を参照してください。
WAN ブートインストールの計画については、第 42 章「WAN ブートによるインストールの準備 (計画)」を参照してください。
WAN ブートインストールに必要なネットワークを準備する手順については、第 43 章「WAN ブートによるインストールの準備 (作業) 」を参照してください。
WAN を介してリモートクライアントをインストールする方法については、第 44 章「SPARC: WAN ブートによるインストール (作業) 」を参照してください。
WAN ブートインストールに必要な作業の例については、第 45 章「SPARC: WAN ブートによるインストール (例) 」を参照してください。
WAN ブートインストールに必要なコマンドとファイルに関するリファレンス情報については、第 46 章「WAN ブート (リファレンス)」を参照してください。
バグの修正がいくつか追加されました。